2007年12月1日土曜日

レジデントのための感染症診療マニュアル第2版

11月30日に青木真先生の「レジデントのための感染症診療マニュアル第2版」を書店で買いました。
第1版も充実した内容でしたが、第2版は1400ページ以上の膨大な情報量を盛り込んだスゴイ感染症の教科書となっておりました。
もはやいわゆる「マニュアル」本の領域を超えており、日本語の感染症診療の本としては内容も情報量も群を抜いた存在ではないかと思います。
早速読み始めておりますが、スゴイボリュームなためいつ読み終わるかわからないです。。。

2007年7月1日日曜日

呼吸器内科レジデント募集

さいたま赤十字病院呼吸器内科では来年度から一緒に勉強していただけるレジデントの先生を募集いたしております.当院呼吸器内科スタッフは5人で,常時50人程度の入院患者様の診療を行っております.3次救急医療機関であり,救急疾患の症例も豊富で,救急医学科医師と協力して診療にあたっております.また,がん拠点病院としては,呼吸器外科,病理部と協力し肺癌,縦隔腫瘍など呼吸器腫瘍疾患の診療も重点をおいて行っております.また,肺真菌症,抗酸菌感染症などの呼吸器感染症についても豊富な症例で勉強することができます.是非,一流の呼吸器内科医をめざして一緒に勉強していきましょう.

さいたま赤十字病院スタッフ構成
     呼吸器内科部長    1人
     呼吸器内科副部長   2人
     呼吸器内科スタッフ   2人

日本呼吸器学会認定呼吸器内科専門医・指導医         3人
日本呼吸器内視鏡学会認定呼吸器内視鏡専門医・指導医   3人
日本内科学会認定内科専門医・指導医               2人
日本内科学会認定内科医                       2人
日本感染症学会認定感染症専門医・指導医            2人

上記資格はいずれも当院での研修で取得可能です.
病院見学などはメールでお問い合わせください.

連絡メール:srcrespiro@gmail.com        

さいたま赤十字病院呼吸器内科

毎年,年度当初は新人の方が多数職場にいらして活気はあるもののなかなか大変な時期ですね.
特に新しく医師や看護師となられた人はやる気に満ち溢れていてとても頼もしいです.
仕事をはじめるとどのような職場・職種の方でも同様かと思いますが,だんだんなれが生じてきて当初の志がすこしづづ減少してしまう気がします.5年後,10年後も当初の目標を忘れずに研鑚できるようになりたいものですね.

2007年3月9日金曜日

チェストカンファレンス

さいたま赤十字病院呼吸器内科では月に一回、日本医科大学放射線科助教授佐藤雅史先生をお招きして呼吸器画像を中心としたカンファレンスを行っております。
2007年3月28日水曜日午後7時より開催いたします。ご希望の先生はご連絡いただけましたらいつでも参加可能です。ぜひご参加ください。(軽食もおだしいたします)

2007年1月20日土曜日

特発性間質性肺炎

呼吸器疾患にはさまざまな「治らない病気」がありますが,特発性間質性肺炎(肺線維症)もそのひとつと思います.まず「特発性」とは簡単にいうと「原因不明」ということです.「間質性肺炎」には原因のある程度特定できるもの,たとえば「薬剤性」間質性肺炎や「膠原病」に伴う間質性肺炎などと,今回のタイトルにある原因が特定できない「特発性間質性肺炎」があります.
原因が特定できた場合は原因に対する治療を行います.たとえば原因が膠原病であれば膠原病にたいする治療を行いますし,原因が薬剤であればその薬剤を中止したりします.
特発性に限らず間質性肺炎は初期には症状がはっきりしないことが多いです.このため,検診の胸部レントゲン所見で間質性陰影を指摘されて精密検査のために呼吸器内科を受診される患者さまが多いです.また進行すると,痰を伴わない咳や,歩行時などの呼吸苦などの症状が出現します.
特発性間質性肺炎は原因がはっきりしていませんが,免疫抑制剤や副腎皮質ホルモン剤(いわゆるステロイド剤)などが効果がある場合がありますが,残念ながら完全に治るというのはなかな難しいです.それどころか,ある一定の割合で急激に病状が悪化し,あらゆる治療を施しても残念ながら一週間~10日程度でなくなってしまうこともあります.また一部の薬剤は間質性肺炎を悪化させる可能性があることがわかっています.間質性肺炎を指摘されたことがある人は薬剤を使用する場合には必ず医師または薬剤師に「間質性肺炎を指摘されています」と言ってから薬剤を処方してもらってください.

2007年1月9日火曜日

本年もよろしくお願いいたします

本年もよろしくお願いいたします。
2007年もさいたま赤十字病院呼吸器内科は忙しい年明けとなりました。
真冬のこの時期は、市中肺炎の患者様が多数来院し、入院患者様が一気に増加します。
また、さいたま市の検診も最終期を向かえ、肺癌(疑いも含む)の精査加療目的の入院患者様も増えております。また脳卒中や心筋梗塞などの呼吸器以外の患者様も真冬の時期が一番多くいらっしゃるため病院の救急外来はどこもいっぱいの患者様であふれていることと思います。
忙しい時期でも普段と変わらない診療レベルを維持するためにどうしても診療までの待ち時間が増えてしまう傾向にあります。しかし、忙しいからといって診療の”質”を低下させるわけには行かないため待ち時間に関しましては患者様にはご理解いただきたいと思います。一度さいたま赤十字病院呼吸器内科受診歴がある場合、一年以内であれば電話で予約を取ることができます。少しでも待ち時間を減少するため是非予約診療をご活用ください。もちろん急な病状の変化の際は予約は関係なく、なるべく早めに受診されるようにお願いいたします。