2010年4月25日日曜日

いが饅頭


「いが饅頭」です。

上は「いが饅頭」の写真です。

つぶ餡いりの饅頭の周りに赤飯が付いております
赤飯の小豆がいが栗の周囲みたいなのでいが饅頭と名付けられたようです。

見た目よりも、なかなか美味しかったです

埼玉県北部の名物みたいですので全国の皆様埼玉県にお越しの際はゼリーフライ共々よろしくお願いいたします!

ゼリーフライ

ゼリーフライと言う変わった食べ物です
埼玉県の行田と言う所の名物みたいです

ポテトコロッケみたいな感じでした

”?”の心を大切に!

皆様は、日ごろからいろいろな物事に疑問をお持ちでしょうか?

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は、デキが悪いからかもしれませんが、毎日毎日いろいろな事柄に疑問”?”を感じております。

”?”を感じる対象が、例えば、「目の前の患者さんの病態」であったり、「自然現象」であったり、「日本の政治・経済状況」であったり・・・

ホントウニ様々な事柄に”?”を感じております。

でも、自分だけのアタマで解決することはなかなかムズカシイなあと思うことがほとんどなのですが、せめて自分の「専門」としている領域くらいは、”?”を”!”に解決したいな~とも思っております。

おそらく、どんな対象にも”?”な気持ちを抱かなくなってしまっては、人間の「進歩」はそこまでで止まってしまうんでしょう・・・

もしかしたら、どんな事柄もわかってしまう「スーパー」なヒトなら、「分からない事柄なんて何もない!」と言い切ってしまうことができるのかもしれません。

でも、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者のような「凡人」には、そのようなことはムズカシイかと思います。

日々、”?”と思う事柄を、「突き詰めていく」作業を行うことで、一歩一歩「成長」していくことしかできないのではないかな?と考えております。

どのような分野であれ、偉大な発見のウラには”?”があったのではないかと想像いたします。

たとえば、「天動説」が信じられていた時代に、「あれっ?もしかしたら地球が廻っているのかも?」と”?”に思う心があったから、地球が廻っていることが初めてわかったのだと思います。

ここで、私のような「凡人」が直面する問題は、自分がある対象に対して”?”と思ったこと・考えたことが、周囲の方々や一般社会の皆様に「受け入れられない」という自体が生じることがしばしばあります。

これまで「信じられていたこと」は、一般社会に広く『普及』してしまった考え方のため、それが正しいかどうかは置いておいて、その考え方から多くのヒトは簡単には抜け出すことができない『柵(しがらみ)の和の中』にいるからです。

自分が納得いかない”?”な気持ちを、しっかりと抱き続け、突き詰めていくことでのみ革新的な「発見」が生まれるのではないかと想像します(そんな偉大な発見まだしたことありませんが・・・)

これまで多くの方々が「正しい」と思い込まされてきた事柄が、実は「正しくない」なんてことは、いっぱいあるはずです。
医学・医療の世界には、こういったことは残念ながら非常に頻繁に見られるのも事実かと思います。


しかし、「真に正しいこと」に近い事柄は、その場では周囲や一般社会から「否定」されてしまっても、『未来』(それが遠い未来かもしれませんが)には必ず皆が受け入れてくれる時代がくるのではないかと考えております(これまで実際にそうでしたよね?)


さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者が「過去」に書かせていただいた記事のなかには、おそらく「未来」の世界では「ウソ」となってしまっている内容もおおいかもしれません。

でもそれで「良い」のです!私が「過去」に書いた事柄は、その後あらたな知見・発見を経て「間違い」となることなんてのはアタリマエの事だからです。そこで、自分の「過去」の考えに固執することがあってはそのヒトの「進歩」がないことになってしまうかもしれませんね。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者の皆様は、是非いろいろな対象に”?”を感じるこころを大切にされて、自分のなかの”?”を”!”に変えるチカラを成長させていってください!

そんな普段の”?”から偉大な発見がなされることがあるかもしれませんね。
(スゴイ発見したらブログ作者にも教えてください)

2010年4月22日木曜日

耐性菌を”ゼロ”にする魔法

世の中「抗菌薬耐性菌」の話題が結構頻繁に出てくるようになりました。

「◯×病院で、抗菌剤が効かない~~菌が検出されました!」

なんて、ニュースがテレビや新聞・ネットなんかの情報に流れることもそれほど珍しくありませんね。

で、そういった「耐性菌」が検出された病院って「悪い」病院なんでしょうか?

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は、「耐性菌」が検出されたとマスコミをにぎわす病院は、実は「良い」病院なのではないか?と考えます。

ここで言う、「良い」or「悪い」の判断軸は「感染制御」という視点からのモノです。

感染症業界は大きく分けて、感染症患者さんそのものの診断治療に携わる「感染症診療」屋さんと、

病院の院内感染対策や、個人・集団・社会の感染対策を主に扱う「感染制御」屋さんに大きく分けられます。

今回問題にしている「抗菌薬耐性菌」の問題も「感染制御」屋さんにとってとても興味深い領域になるかと思います。

で、「耐性菌」が検出された(と報道される)病院がなぜ、感染制御屋さんの視点からは「良い」病院である可能性があるかというと・・・

「耐性菌」が検出されたという「事実」をしっかりと「把握」することが可能なシステムがしっかりと形成されているからかと思います。

「何言っているんだ?『耐性菌』なんて病院内に居ない方がいいに決まっているだろ!」

というお叱りの言葉も聞こえてきそうですが、そもそも「耐性菌」を検出すら出来ていない病院が「山」のようにたくさんあるのではないかと、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は推定いたしております。

適切な「細菌検査」を行わなければ、そもそも「抗菌薬耐性菌」は検出することさえ「できない」代物なのです。

だから、しっかりと抗菌薬が効かない「耐性菌」を検出出来ている病院、しかもそれを隠すこと無く「マスコミ」の皆様が報道出来ている病院というのは、「感染制御」屋さんの視点からはある意味「良い」病院と言えなくも無いのではないかと考えております。

そういった、ことがわかると「耐性菌を”ゼロ”にする魔法」も薄々気づかれるのではないでしょうか?

そうです!「細菌検査を行わない」ことで、「抗菌薬耐性菌」を見かけ上”ゼロ”にすることが可能なわけです!

あくまでも「見かけ上”ゼロ”」にするだけで、本当は「耐性菌」が蔓延しているのかもしれません・・・

しかし、そもそも「細菌検査」を実施しなければ、「耐性菌検出」の「証拠」すらのこりませんから、「診療記録」上は「耐性菌”ゼロ”」なんてマジックが可能になるんですね・・・

ただし、「培養(適切な細菌検査)なくして、正しい感染症診療無し」という原則を崩して、被害を被るのは患者となる皆様です。

入院中に「熱」がでたり、「ショック」(血圧低下)になったのに、「血液培養」などの適切な細菌検査がなされないために、原因が特定できず、わけわからない間に永遠の眠りについてしまった患者さん・・・
そんな患者さんがどれだけいらっしゃるのか、ブログ作者にはわかりません。

どのような検査・治療をしても「100%」救命することは困難なのは確かです。

しかし、「血液培養」などの「適切な細菌検査」によって、目の前の患者さんにどういった「微生物」が悪さをしているのか(もしくはしていないのか?)を知ることはとても重要なことであることはご理解いただけるかと思います。

その過程で検出された「抗菌薬耐性菌」ですから、検出されただけ「まだマシ」と考えていただけると幸いです。

「耐性菌を”ゼロ”にするとてもコワイ魔法」皆様ご理解いただけましたでしょうか?

2010年4月20日火曜日

Conflict of Interestってしってますか?

Conflict of Interest(COIと略すようです)って皆様ご存じでしょうか?

なんて言うと「バカにするな!」と怒られそうですが,まだまだ知らない方々もいらっしゃるかもしれませんので,知らない方はお付き合いください.

Conflict of Interestを日本語に訳すと「利益相反」と言うみたいです.

論文などを読むときに,その論文の著者や研究者たちがどのような環境でその研究・論文を作成したのかを明示することが,日本ではこれまでしっかりとは行われてきませんでした.

たとえばある薬剤の臨床研究で,その薬剤を販売する製薬会社にスポンサーとなっていただき,研究する場合などには,その旨をきちんと「どこどこの製薬会社に資金援助していただき研究いたしました」などとしっかりと明示することが本当は必要なわけです(が,日本ではこれまでそこら辺がいい加減になっていた・研究や論文がありました)
もちろんしっかりとそういった利害関係を明示た研究・論文もあるわけですが,そこらへんのルール作りがある程度完成に近付いているようです.

http://www.kansensho.or.jp/news/gakkai/100414osirase_coi.html
(上記URLで日本感染症学会WEB SITEにつながります)

「臨床研究の利益相反(COI)に関する共通指針について」
というのを内科系14学会が共同して作成しているようです.

「利益相反(conflict of interest:COI)とは、本学会が推進する医学医療の研究によって社会に還元される公的な利益と産学連携等により生じる私的利益があり、このような二つの利益が研究者個人の中に生じる状態を指します。

このような状態にあること自体は決して問題ではありません。研究を支障なく適切に進めるために利益相反状態に関する情報開示をすることが重要です。」
「」内上記WEB SITEからの引用です.

非常に重要な内容を含んだ記載です.
”Conflict of Interest”:「利益相反」

という言葉の重要性を皆様ご理解いただけましたでしょうか?

とても簡単に(大胆に)アレンジして言うと,

ある薬剤の有効性を臨床研究するときに,その製薬会社にスポンサーとなっていただく場合には,その事をしっかり明示致しましょう!

というようなことかと思います(間違っていましたらコメント欄などで教えてください)

製薬会社にスポンサーになっていただいたからと言って,製薬会社には有利な内容に解釈された研究結果や論文作成などがなされることがあってはなりません!

「正しいこと」の実現はなかなか難しいのですが,それでもConflict of Interestのような考え方が日本の内科系学会から明示されたのは非常に喜ばしい流れなのではないかと思います.

2010年4月19日月曜日

さいたま赤十字呼吸器内科集合写真

2010年度から新体制となりました!

上記写真の呼吸器内科メンバーで一年間精進してまいります。

皆様よろしくお願いいたしましす!

若手医師セミナー 2010のご紹介

さいたま赤十字病院にも、この4月から、初期研修医の皆様が7人いらっしゃいました。

この「初期研修医」の皆様が、今後どのような「道」に進まれるのかなんてのは、ブログ作者には全くわかりません。

ただし、どのような「道」に進まれても、必要な最低限の「知識」は獲得された方が良いのではないかと考えております。

いわゆる「一流」と言われる臨床研修病院では、その施設内だけで、必要最低限の「知識」を得ることができるのかもしれません。

また、「指導医」が優秀?であれば、必要な知識を「全て」教えていただくなんて「夢」みたいなことも「可能」だったりするんでしょうかね?

まあ、幸か不幸かさいたま赤十字病院は研修病院としては「三流」です。

でも「三流である自覚」があるところが、まだ救いなのかもしれません。

「一流」の研修病院ではないため、なんでも全て教えられる「スーパー指導医」なんていう驚異的な存在ももちろんいませんね・・・

でも、さいたま赤十字病院は、優れた「立地」でスーパー指導医が居ない「デメリット」をカバーしているのです!

大宮駅から徒歩10分という恵まれた立地のおかげで、「やる気のある」初期研修医の皆様であれば、「若手医師セミナー」という勉強会(の中継会場)にすぐにアクセスできるんです~

https://pfizerpro.jp/cs/sv/pfizerpro/n/Page/1254401314997
(上記URLでファイザーのWEB SITEにつながります)

これは大きな「メリット」となります。

私のような「できない」指導医(ばかりではありませんよ・・・念のため)には到底お伝えすることのできない初期研修中に最低限身につけておかなければいけない事項を「タダ」で教えていただけるんですから参加しない手はありませんね。

初期研修中は様々な「誘惑」や「障害」があるかもしれません。

「勉強会なんか参加せずに、一緒に飲みにいくぞ~!」とか先輩医師からさそわれた時に、あなたはどうしますか?そこら辺が人生の「分かれ道」なのかもしれません・・・

「頑張れば必ず未来は開ける!」と断言できる時代は残念ながらとうの昔に終了してしまいました・・・

それでも、全く「頑張らない」で一流の臨床医になるのは、やはり難しいのでしょう。

是非、若手医師セミナー2010のような素晴らしプログラムに参加されて、初期研修を有意義に過ごせるような工夫をされてください!

ちなみに、初期研修医以外にも上記「若手医師セミナー2010」は参加可能なようです。

もっというと「おじさん」でも「おばさん」でも参加できるようです(ブログ作者も『おじさん』ですが昨年一応参加できました)

なので、指導医や初期研修終了後の先生方も一度はこういった勉強家で「基本」を見直されるのもよいのかもしれませんね

英文解剖学のすすめ



さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者と「英語」のお付き合いは、中学1年の頃からですので、かれこれ20年以上の付き合いになっております。

そんな「長い」間のお付き合いであるハズの『英語』さんですが、残念ながらなかなかお友達にはなってくれておりません。

別に『英語』にキラワレテイルのではなく、ブログ作者が『英語』を「キラッテイル」だけなのかと思います。

なんで、『英語』がとっつきにくく、嫌いなんでしょうか?

そもそも『英語』なんてわざわざ「お勉強」するようなシロモノなんでしょうか?

「日本語」も「英語」も「言語」というコミュニュケーションの一「手段」にすぎないものです。
だから、「言語」そのものが「勉強」のターゲットになることは、通常「ありえない」とブログ作者は考えております(例外は当然あります)

「言語」を手段として、「利用」して、いろいろな「情報」や「知識」、「考え方」を手に入れるワケであって、「言語」そのものをなんとか「勉強」対象にしよう!なんてことは通常は無いのです。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者であれば、「呼吸器」や「感染症」関連の最新の情報・知識を得るために、「英語」という「言語」で書かれている「文章」を読むことになります。

ただし、それは「英語」そのものを知りたいのではなく、あくまでも「英語」という「言語」でかかれている、「医学情報・知識」を得たいだけなのです。

「ふ~~ん!そんなの英語の論文読むだけなんだから、わざわざいろいろなこと考えなくても、分からない単語辞書引いてよめばいいじゃん!」

とかいわれそうです。また、ブログ作者のような英語苦手人間とはかけ離れた世界の優秀な方々からしてみれば、「なにを言っているんだ?」といわれそうですが、

「英文を正しく読むことは、そんなに簡単ではない!」

とつい最近わかった次第です。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者も、一応これまで多数の英語でかかれた文章を「必要」があって読んでまいりましたが、さて「正しく」読むことが出来ていたかどうかは「アヤシイゾ」と思うようになりました。

そんなことを思うきっかけを作ってくれたのが

薬袋善郎先生の書かれた、
『ゼロからわかる英語ベーシック教本』です。
http://webshop.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-45197-4.html

本書の冒頭からあとがきまで一貫してのベラられている、「英文解剖学」という考え方に触れ・理解(出来ているかどうかはアヤシイのですが・・・)していくにつれて、今までの自分の英語に対する対応がいかに「イイカゲン」なものであったかが実感できました。

「医師」というのは、いろいろな情報を「正しく」理解して、目の前の患者さんに臨床応用していく「能力」が求められる職業です。

万が一、「英語」でかかれた医学文章を「間違って」理解していたらどういう事になるでしょうか?
その「間違った」知識を目の前の患者さんに臨床応用してしまったら・・・
非常に危険なことになるかもしれないのです。。。

自分の英語力に自信がなければ、「英文」の「医学情報」なんかには触れない方がよっぽどよいのかもしれません・・・

しかし、世界中には「英語」でかかれた非常に有用な「医学情報」が溢れております。

目の前の患者さんに最新の知見を取り入れた診療を行うにはやはり「英文」の「医学情報」が必要不可欠な時代となっているのも、また事実なのかもしれません。

そうなると、やはり「正しく英文を読む方法」が必要となります。

実は、ブログ作者はこの本に触れるまで、そんない間違った英文の読みをしているとは考えていませんでした。上記テキストを読もうとしたきっかけは、

自分の「イイタイコト」を「正しく」英文で表現できる能力を身につけるため


でした。
いずれにしても、「医学」というヒトの「生命」に直結する分野の情報を「英語」という母国語意外の言語手段を使って「獲得」・もしくは「表現」することは、やはり正しい英語力を身につけることが必要なのではないかと思います。

医学部学生の皆様や、初期研修中の皆様は今現在「やらなければいけないこと」に追われる日々をお過ごしかと思います。

なかなか大変な時期にいろいろと追加して「アレヤレ」「コレヤレ」といわれると「もうウンザリ」となってしまうと思いますが、もし心に少しでも余裕があれば「英語」にも少し眼を向けて見てください。
(英語なんて勉強する必要全くないですというひとも、この業界には多数いらっしゃるので、そういう方向けの文章ではありませんでした・・・)

2010年4月10日土曜日

わかるかな?

変わったサクラの花ですね〜と思われた皆様。
残念なから不正解です…
何の花かわかりましたらコメント欄に回答をお願いします

患者さんはいろいろな問題を抱えて病院を訪れますが、初めから私は○●の病気です〜と言っていらっしゃるわけではありませんね。

患者さんの訴えや様々なお話、身体所見などから鑑別疾患を詰める作業を行なってようやく患者さんの病気を診断することが可能になります。

ただし、患者さんの病気を見聞きしたことが無ければ全く検討が着かない事態に陥ることもあり得ます。(と言うかさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者はそんなことばかりです…)

さて上の写真を皆様よ〜く観察してみてください!見慣れたサクラとはいろいろと違う所が有るのでは無いですか?

患者さんの診断学は観察する眼を養うことが最も重要だと考えます。

初期研修医の皆様。いろいろなモノを観察する眼・アタマを是非養ってください!

見事な桜並木でした。

もうそろそろ桜の時期も終わりを迎える所が多いでしょうか?

桜の時期が終わる頃、新人さん達も徐々に職場に慣れるかと思います。

2010年4月7日水曜日

「今の医療費は『高い』『安い』?」ブログアンケート投票受付開始!

2010年4月より、診療報酬が改訂されました。

今回の改訂で、全体ではホンの「少し」診療報酬がupされるようです。

さいたま赤十字病院のように第3次救急医療機関や手術件数の多い医療機関は収入増(になるらしい?)ですが、果たして思惑どおりになるのか?

それともいわゆる「皮算用」のように、結果的には収入減になるのか?

まあどうなるかは、これから次第にわかっていく話で、まだまだ分からない事だらけなのですが、せっかく診療報酬改定があったので、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者の皆様が、現在の「医療費」が「高い」?それとも「安い」?どう思っているかを再度アンケートしてみようと思います。

以前にもこのようなアンケートをさせていただきましたが、読者層が「医療従事者」に偏っているためそんなのやっても「意味ない」というようなご意見もいただきました。

たしかに、「意味ない」かもしれませんが、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者の皆様がどのようにお感じになっているかをしるということは、ブログ読者の皆様や、ブログ作者には少しは「意味がある」と信じております。

そういうわけで、皆様あまり肩肘はらずにさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログアンケート投票の程よろしくお願いいたします!

2010年4月6日火曜日

京都の桜

今日は感染症学会総会二日目です。

京都国際会館の桜の写真です。

2010年4月5日月曜日

第84回日本感染症学会総会学術講演会

今日と明日は京都国際会館で開催されている、

第84回日本感染症学会総会学術講演会に参加いたしております。

京都国際会館周囲は桜が満開です

2010年4月3日土曜日

医者やめたい症候群

2010年度初頭に、なんてこと書くんだ!!と、部長や病院幹部の先生方にお叱りを受けるかもしれませんが、あえてこの時期だからこそ書かせていただきます。

ネタ元は「ただの医者じゃない」
http://square.umin.ac.jp/~massie-tmd/yametaichiryo.html
(上記URLで上記WEB SITEにつながります)

上記WEB SITEの有名な先生のように「認知行動療法」などという崇高な内容はさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者にはかけません。

わたくしなりの「医者やめたい症候群」について書かせていただきます。

それなりの「アタマ」を持った方々が、大学医学部に入学して、それなりに勉強して、医師国家試験に合格すると「医師免許」が取得できます。

「医師」となるまでの苦労は、経験してみないとわからないものですが(それはどの職種・業界でもいっしょですが)なかなかに苦労するものかと思います。

そこまでしてなった「医師」という職業なのに、なんで「やめたい」なんて思うんでしょうか?

一番大きい理由は、臨床医を続けていると自分の思い描いている「理想の姿」から自分自身が徐々に遠ざかっていくのが如実にわかってしまうからなのではないかと思っております。

医学部入学前や研修医の時に思い描いていた「理想の医師像」。

誰しもその理想の姿に近づこうと努力するのですが、なかなか、皆が理想どおりに「うまくいく」わけはないのです。

むしろ「理想どおり」の方向に進んでいる医師の数なんてたかが知れているのではないかとおもっております。

また、「理想」が「高すぎる」のも医師の特徴なのかもしれません。
ブログ作者は、研修医時代から本当に素晴らしい「志」を持った臨床医の皆様に多数遭遇してまいりました。
ただし、素晴らしい「志」を持った方々が、5年後、10年後も同様の「志」を持って臨床を継続なさっているのかというとなかなかそういうわけでもないようです。

もちろんさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者も「挫折」を幾度となく味わわせていただいております(自慢することではありませんが・・・)

お医者さんは「聖職者」ではありません。
なので、いろいろな「欲望」というなの「悪魔」にも結構ヤラれてしまいます。

「金銭欲」「名誉欲」などが一番やられやすいところでしょうか?

「患者さんの命を救うこと」を目標に、臨床医を継続していたハズなのに、いつのまにか「出世欲」や「金銭欲」が前面にでてきてしまった自分に気付いた時。

心ある医師は「挫折」し、「医者やめたい症候群」になってしまうようにも感じております。

「医者やめたい症候群」には、おそらく「特効薬」はないのでしょう・・・

しかし、本当に医者をやめるかどうか、は周囲の皆様の心の支えがあるかどうかにかかっているのではないかと思います。

周囲の皆様とは、「家族」や「大事なヒト」であったり、「勤務先の同僚」であったり、「他職種の方々」であったりいたしますが、一番大きいのは「患者となる(可能性のある)一般市民の皆様」ということになります。

精神的にも身体的にも疲れている状況で、夜間患者さんを診療させていただいて、患者さんから「ありがとうございます~」と一言あれば、

臨床医は「あのとき医者やめないでよかった~」と本当に思えるものなのです。

2010年4月2日金曜日

ブログで取り上げて欲しい内容は?2010年3月アンケート結果発表

毎月ひそかに?行っているさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログアンケート。

2010年3月のテーマは?
「ブログで取り上げて欲しい内容は?」でした。

それでは結果です

・さいたま赤十字病院の紹介 10 (19%)


・呼吸器内科の紹介 10 (19%)

・学会・勉強会の案内 10 (19%)

・肺癌の話題 6 (11%)

・感染症の話題 17 (33%)

・自己免疫疾患・膠原病の話題 8 (15%)

・喘息・アレルギー疾患の話題 7 (13%)

・病院ウラ事情 14 (27%)

・医療ニュース 9 (17%)

・社会問題 0 (0%)

・人様にお話できないこと 14 (27%)

・ブログ作者におまかせ 16 (31%)

現在までの投票数: 51
投票終了
 
以上です。
「人様にお話しできないこと」は、ぜひブログ作者も書きたいのですが、そこは「お話できないこと」なので、こっそりとお会いした時にでもお話させていただきます。

かなりまんべんなくアンケートご投票いただきましたので、上記参考にこれからもブログ記事書いていこうと思います。
何かご意見がございましたらコメント欄にお願い致します。

よろしくね~~

2010年度最初のさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログの記事を書かせていただきます。

本年度は、さいたま赤十字病院呼吸器内科は一部人員を入れ替えて、新たなメンバーでの出発となります。

ありきたりのことを書いても、なんだか本ブログらしくない感じになってしまいますからそこらへんどうしようかな?と考えているうちにブログ記事更新が遅れてしまいました。

いろいろと考えすぎると何にも進まないのは、仕事でも、勉強でも、ブログ書きでもおんなじです。

全く考えないのは、よろしくありませんが、ある程度のところで「妥協」することも現実的な対応としては必要なのかもしれません。

それでも、何かに対して「疑問」や「?」と思ったことを「突き詰めて考える事」はやはり必要なのかなあ?と思います。

でも、考えても「答え」が「無い」問題・「答え」が「不明」の問題っていっぱい世の中にあるんではないかと思います。

それでも、一度は「?」と思い、考えてみることはした方がよいのでしょう。

「今」の自分にはその「答え」が見つからなくても、しばらくしてから同じ「疑問・問題」にぶつかったときには「再考」することで見えてくる場合もあるかもしれません。

2度目でわからなくても、3度目・4度目と疑問にぶつかっていくうちに、自ずと「答え」が見つかる場合もあるかと思います。

まあ、新年度最初の記事ってこんなものなのかなあ?と考えながらPCに向かっております。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者の皆様、本年度も変わらずご愛顧いただけましたら幸いです。
周囲の皆様にこんな(変わった)ブログあるよ~と教えていただけましたら尚幸いです。

皆様よろしくお願い致します。