2009年9月30日水曜日

あなたは誰ですか?読者調査アンケート結果発表!!

2009年9月1ヶ月間かけて、行ってきましたさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者調査アンケート。

本日結果発表です!!まずは、下記に結果を示します。

一般市民
10 (14%)
患者
7 (10%)
患者家族
1 (1%)
看護師
1 (1%)
薬剤師
5 (7%)
技師
1 (1%)
医療事務
1 (1%)
勤務医
25 (35%)
開業医
0 (0%)
研修医・レジデント
14 (20%)
上記以外の方々
5 (7%)

現在までの投票数: 70
投票終了

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログアンケート至上、最も多数の読者の皆様のご協力をいただき、なんと70名の方々のご投票をいただくことができました!!

投票してくださった読者の皆様、この場をお借りして深謝いたします。

結果は、「勤務医」の読者の皆様がダントツのTOPで25人(35%)でした。
次に、「研修医・レジデント」の皆様が14人(20%)、「一般市民」の皆様が10人(14%)と続く結果でした。

予想外に「非医療従事者」の皆様が多く、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者としては非常にうれしく思いました。

ブログ内容が、やや専門的な内容に偏り勝ちになっており、一般の方々にはわかりづらい内容もあるかもしれませんが、「インフルエンザ」や「肺癌」など、呼吸器・感染症領域にご興味のある、一般の方々にもご参考となる内容も充実してまいりたいと思っております。

また、読者の割合として多数の方々が占める、医療従事者の方々に向けての情報提供も変わらずに行っていけたらよいなあとも思います。

今日から「次」のアンケート開始いたします。

これまで同様皆様のアンケートご投票を心からお待ち申し上げております。

                                             さいたま赤十字病院呼吸器内科一同

祝!アリムタ100mg製剤発売

さいたま赤十字病院では、以前より、『悪性胸膜中皮腫』患者さんに「アリムタ」を使用してまいりました。

本年6月以降、非小細胞肺癌のうち「非扁平上皮癌」の患者さんに「アリムタ」を使用可能となったため、積極的に使用を検討いたしてまいりましたが、「価格が高いこと」が非常にネックになっておりました。

入院中はあまり問題になりませんが、外来での抗癌化学療法を継続していくときには、この「高価格」が非常に問題でした。

患者さんの自己負担がかなりの金額となってしまっていたからです。

そんな中で「アリムタ100mg製剤」の発売です。

アリムタ500mg製剤は240300円です。通常これを1回に2バイアル使用することになりますから、単純計算で「アリムタ」の抗がん剤金額のみでなんと”48万600円”かかっていたというわけです。

それ以外に、胸部画像検査、採血検査、併用抗がん剤代金、外来抗がん剤の加算などもろもろの「オカネ」がかかります。そのため、「高すぎる」という問題で継続が困難となる患者さんがいらっしゃるのも事実でした。

それが、アリムタ100mg製剤では価格が57358円とのことですので、例えば、アリムタ1回投与量が700mgの場合には、これまで48万600円かかっていたのが、355016円ですむ計算になります。
10万円以上、抗がん剤代金がお徳になるわけですから非常に助かります。

詳細はイーライリリーのWEB SITE(下記URL)をご参照ください。

さいたま赤十字病院呼吸器内科では、これからも癌拠点病院として、地域の皆様の肺癌診療を積極的に行っていこうと考えております。

2009年9月29日火曜日

Q10:感染症診療の基本姿勢として正しいものを選べ

A:患者を丁寧に診察して,感染臓器・部位を特定し,病原体を推定・特定する努力をしてから初めて抗菌剤を投与する.
B:抗菌剤は万能なので,あまり診察や病原体特定の苦労をする必要ななくなってきている




以下解答



A:○:そのとうり
B:×:耐性菌の増加を防ぐことが至上命題.
そのためにも感染症・抗菌剤使用での薬剤師の先生方のご活躍が今後さらに期待される.

Q9:正しい選択枝を選べ

A:予防接種により,予防可能な呼吸器感染症については積極的に予防接種を推奨する
B:抗菌剤はなるべく新しく開発されたものを優先的に使用する
C:新たな抗菌剤が多数開発されているから,薬剤耐性菌は怖くない
D:カルバペネム耐性の細菌は世界に存在しないためカルバペネムは最強である


以下解答



A:○:肺炎球菌はインフルエンザ桿菌typeBワクチンなど臨床使用中
B:×:ペニシリンGなどでも肺炎球菌肺炎に十分に治療効果を発揮する.
C:×:好気性グラム陰性桿菌をターゲットとする抗菌剤の開発は遅れている
D:×:カルバペネム耐性クレブシエラやステノトロフォモナスマルトフィリアなど.

Q8:正しい選択枝を選べ

A:抗菌剤は副作用が心配だからなるべく少量から投与して副作用チェックしながら増量する
B:抗菌剤は排泄経路を考慮して,可能な限り最大投与量を投与する
C:βラクタム系抗菌剤は1日1回投与が推奨される.
D:フルオロキノロン系抗菌剤は1日複数回分割投与のほうがPK/PD的に優れている



以下解答


A:×:抗菌剤は排泄経路を考慮して可能な限り最大量投与する.
B:○:そのとうり
C:×:βラクタム系抗菌剤はTime above MICと相関して効果を発揮.複数回分割投与.
D:×:フルオロキノロンはAUC/MICCMAX/MICに相関して効果を発揮.1回投与量を増量して,11-2回分割投与.

Q7:正しい選択枝を選べ

A:喀痰培養で培養されてきた菌は全てターゲットとして抗菌剤を選択する
B:喀痰培養結果を鵜呑みにするのではなく,グラム染色結果や血液培養結果も参考に原因菌の推定をする.
C:血液培養検査は1セット2本採取で十分である
D:抗菌剤投与後でも喀痰培養結果はあてになる


以下解答



A:×:MRSAや緑膿菌,カンジダなどは慎重に原因菌かどうかグラム染色所見など合わせ判断を
B:○:そのとうり
C:×:血液培養は必ず2セット4本採取
D:×:抗菌剤投与後では,投与中の耐性菌のみ検出され「真の原因菌」がマスクされることあり

Q6:院内肺炎の抗菌剤の選択のポイントで正しいものを1つ選べ?

A:なるべくブロードスペクトラムの抗菌剤を選択
B:エンピリックにはカルバペネム系は使用してはいけない
C:各施設のANTIBIOGRAMを参考にして抗菌剤選択する
D:多剤併用療法を積極的に行う
E:全例にバンコマイシンを使用する



以下解答

A:×:カバーしなければいけない原因菌をカバーする最低限のスペクトラムの抗菌剤選択
B:×:ESBL産生菌やSPACEなどではカルバペネムも必要となることあり
C:○:定期的にANTIBIOGRAMは更新必要
D:×:可能な限り単剤で.原因菌に対して必要なときのみ多剤併用を.
E:×:MRSA肺炎のリスクが高いときのみ

Q5:院内肺炎の重症度判定に必要ないものを1つ選べ

A:呼吸状態
B:意識状態
C:年齢
D:白血球数
E:免疫不全状態の有無




以下解答



A:○:IROADRrespiration
B:○:IROADO=orientation
C:○:IROADAage
D:×
E:○:IROADIimmunodeficiency

Q4:市中肺炎の重症度判定に必要ないものを1つ選べ

A:年齢
B:呼吸状態
C:血圧
DCRP
E:意識状態



以下解答



A:○:A-DROPAAge
B:○:A-DROPRrespiration:呼吸状態,  SpO2
C:○:A-DROPPpuressure
D:×:CRPA-DROPに入っていない.
E:○:A-DROPDDisorientation

Q3:院内肺炎の原因菌で下記の中で最も頻度の多いのは?

A:緑膿菌
B:アシネトバクター
C:セラチア
D:シトロバクター
E:エンテロバクター




以下解答

A:○:院内肺炎のNo2原因菌.この5菌種の中では最も頻度多い.
B:×:近年,日本国内でも多剤耐性アシネトバクターが猛威を振るい始めている.
C:×:以前,アルコール綿などの感染で問題となった院内感染病原菌
D:×院内肺炎で問題となる菌種の1
E:×:院内肺炎で問題となる菌種の1


Q2:市中肺炎の原因菌で最も頻度の多いものを1つ選べ

A:緑膿菌
B:肺炎桿菌
C:肺炎球菌
D:インフルエンザ桿菌
E:大腸菌



以下解答



A:×:緑膿菌は院内肺炎の主要な原因菌
B:×:ESBLKPC産生が問題となっている市中肺炎の原因菌
C:○:市中肺炎のNo1原因菌.25-40%.
D:×:市中肺炎のNo2BLNARなど耐性菌増加傾向.
E:×:市中尿路感染症のNo1原因菌

Q1:正しいものを1つ選べ

A:発熱の原因はすべて感染症である.
B:感染症診療は病歴・身体所見よりも検査結果が大切である.
C:感染症の治療効果判定に最も役立つのは“CRP”である.
D:抗菌剤開始前に可能な限り培養検体を採取する.



以下解答です。



A:×:発熱の原因はさまざまな疾患病態あり.
  例:膠原病,悪性腫瘍,薬剤熱など
B:×:感染症診療の原則はまず患者の病歴・身体所見から.
C:×:熱・白血球・CRPはしばしば「ウソ」をつくことあり.
D:○:抗菌剤開始する前に血液培養・喀痰培養・尿培養など必要な各種培養検体を採取.

埼玉県病院薬剤師会 肺炎講義終了

本日は、埼玉県病院薬剤師会のお招きで、肺炎・感染症診療の基本事項について、約2時間にわたる子お話をさせていただく機会をいただきました。

最初の、40分はなかなか順調に話せたかと思いましたが、後半戦は私も少しバテ気味となり、話が冗長となってしまい、聞いてくださっている薬剤師の先生方に、苦痛であったかもしれません。

感染症の基本事項から肺炎全般にわたる内容とさせていただいたため、ボリューム多すぎたかなあと反省いたしております。

ブログ作者のイイタイコトのエッセンスは、最後の10個の問題集に凝縮されております。

せっかく、問題(+解答)を10問作成させていただいたので、本ブログで公開したいと思います!!

次のスレッドから公開しますので、引き続き呼んでみてください!

2009年9月26日土曜日

好評!ICU実践ハンドブック

以前、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者も一部書かせていただきました
「ICU実践ハンドブック」

今羊土社のWEB SITEを見てみましたら、なんと9月前半(9/1~9/15)の、

臨床医学系売れ筋ランキングNo.1に輝いていました!!

これも、ひとえにICU実践ハンドブックの編集者である清水敬樹先生のご尽力と、執筆された先生方の熱意の賜物かと思います。

章建てが実践的であり、「呼吸管理」「循環管理」「栄養管理」などの項目立てが秀逸です。

また、日頃どうやって使うのが良い?と思っている方々も多いかと思われる「D-Dダイマー」や「プロカルシトニン」などの、実践的解説なども非常に役立つのではないかと思います。

またこういった教科書では珍しく、かなりの数の症例プレゼンテーションが盛り込まれております。

実際にさいたま赤十字病院救急医学科の先生方がICUで診療された経験を基に、発案し聡明な編集者の方と作り上げていかれた
「ICU実践ハンドブック-病態ごとの治療・管理の進め方」6825円というのはこのボリュームですと、お手ごろかと思いますので是非、書店で手にとって(もしくはネットでご購入いただいて)いただけましたら幸です。

下記URLでAmazonのWEB SITEにつながります。

皆様の、ご意見・ご感想を清水先生、編集者の方々にメール等されますと今後の改訂などに役立つかと思います。ご協力いただけますようよろしくおねがいいたします。

2009年9月25日金曜日

Dr Documentブログ好調!!

さいたま赤十字病院の誇る、優秀な若手医師の作成した、iPhone&iPod touchむけのブログが、好評のようです!!

”Dr Document”ブログ 
http://drdocument.blogspot.com/

最新のブログ記事では「感染性心内膜炎(Infective Endcarditis)のDuke診断基準」について掲載されております。

使える「日常診療メモ」が満載です。

皆様、ぜひDr Documentブログを訪れてみてください。

ブログ作者は非常に「やる気」が、充満している状態のようですので、何か作ってほしい領域の「日常診療メモ」のネタがあれば、何でも作ると申しております。

よい点、悪い点含め、叱咤激励のほど宜しくお願いいたします。

2009年9月23日水曜日

電話での「タミフル・リレンザ処方」は再診に限り可能です。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者の皆様

この真下の、昨日書いた「ブログ記事」内容ですが、IDATEN-MLの先生方にお聞きしましたところ、

再診については「電話処方可能」という結論になりました。

私、本ブログ作者の勉強不足なだけのようでした。

(上記URLで厚生労働省のPDFファイルにつながります)
の46ページに
「ファクシミリ等で処方箋が送付されるケース」などと詳細に記述がございました。

情報提供していただきました先生方に、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

ただし、この平成21年8月28日付けの事務連絡の文書も、総ページ数70ページです。

なかなか、一市中病院の臨床医がすべてに眼を通すのは、難しい内容かと思います。

なので、近日中に、本ブログで重要なところを書かせていただこうかなあと思っております(ブログ作者の要約:私見も入ってしまうのが難点ですが。。。)

でも、いろいろな情報を、随時提供していただけるインターネット時代の世の中にいられることは「幸せ」なんだろうなあと思いました。

時間と、(心の)余裕のある皆様は、是非このPDFファイル全文を読むことにチャレンジしてください!!
(できない人は、本ブログを引き続き待っていてください)

2009年9月21日月曜日

こんなの知らなかった。。。電話で『タミフル・リレンザ』処方できます!(再診限定)

えーっと、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は、一応「院内感染対策チームICT」に所属している、病院の中ではまあまあ「感染対策情報」に精通しているほうだと思っておりましたが、、、

電話診察でタミフル処方OK 厚労省、現場に周知徹底へ

(上記URLで共同通信WEB SITEにつながります)

新型インフルエンザ感染者の急増による医療機関の混乱を防ごうと、厚生労働省は「再診に限り、電話による診察のみで抗ウイルス薬の処方を認める」との新対策を、先月まで2度にわたって都道府県に伝えた。しかし、現場に行き届いていないことが20日までの同省の調査で判明、あらためて周知徹底を図る。」「」内引用です。

なんと、5月と8月に、すでに通知済みとのこと。。。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログの皆様はご存知でしたでしょうか?

第一、「診察しないで処方箋発行していの???」という大疑問にはどう答えるのか?

また、「発熱や咽頭痛」など、インフルエンザ様症状を電話で聞いて抗インフルエンザ薬を処方するということは、「発熱」などを来たす他の多くの疾患の鑑別をウヤムヤにしたまま、「まあとりあえず『インフルエンザ』心配だから「タミフル・リレンザ」飲んどく?」という方々に安易に処方されてしまいやしないでしょうか?

もし、電話での診療で「タミフル・リレンザ」を処方して、実は他の重篤な疾患だったり、「新型インフルエンザ」であっても、「脳症」や「ARDS」などを併発しているのに、「バイタルサインもチェックしないで電話処方した医師が悪い!!」とか、言われるような予感がしてとても怖くて電話処方なんかできないと思うのですが。。。

イギリスなんかの「フルフレンドシステム」の場合には、ちゃんと政府の責任でタミフルを渡していたような気がしますが、日本のこの「新対策」は、実地医療の現場の「医師」に全責任を負わしているようなシステム構成な気がしてしまうのですが。。。

皆様の地域・医療機関では、すでに上記システムの運用はされているのでしょうか?

正直、今日まで、上記のようなシステム自体の存在を知りませんでしたから、本当にビックリです。

必要な情報を「現場」で実際に「新型インフルエンザ」診療に従事しているスタッフに知らせないでどう使用って言うのでしょうか???

それとも、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者ただ一人が、日本社会から取り残されて「知らないのはオマエだけ!」状態だったのでしょうか???

こんな状況では、UNKNOWNな病原体の感染症や「トリフル」とか来たら対応できるわけないよと思ってしまいます。

2009年9月20日日曜日

平成22年度さいたま赤十字病院後期研修医(レジデント)募集要項

ようやくさいたま赤十字病院公式WEB SITEで来年度平成22年度後期研修医(レジデント)募集要項が発表されました。
(上記URLで後期研修医募集案内WEB SITEに行きます)

よーく見ると、「呼吸器内科」が抜けておりますが、昨年も「記載漏れ」で募集してないんじゃないの?といわれましたが、ちゃんと募集いたしております。(現に本年度も1名新規レジデントの先生が修行中です)

さいたま赤十字病院のレジデント募集は毎年遅いので有名?ですが、11月とはこれまた非常に遅いですね。。。でも、他院のレジデント募集などが一巡している時期かと思われますので、じっくり考えてみて「やっぱりさいたま赤十字病院選ぼうかな」となると、これほどうれしいことはございません。

さいたま赤十字病院呼吸器内科は、全ての呼吸器疾患を診療対象としてはいるものの、時代の流れかやはり「肺癌」などの悪性腫瘍の症例が圧倒的多数を占めております。
とくに「入院」症例では、「肺癌」がずば抜けて多くなります。
また、3次救急医療期間であることから、救急医学科などの他科とのコラボレーション症例も豊富です。
気管支鏡検査件数は過去5年間では、毎年約300件弱施行いたしております。

各学会専門医の数は?
   日本呼吸器学会呼吸器専門医(指導医含む)→5人
   日本呼吸器内視鏡学会専門医(指導医含む)→4人
   日本内科学会総合内科専門医(指導医含む)→2人
   日本呼吸器学会認定内科医→4人
   日本感染症学会専門医(指導医含む)→2人
   日本化学療法学会抗菌化学療法専門医(指導医含む)→2人

などとなっております。

また、院内他科での修行をつむことも随時可能です。
一流の「臨床医」を目指そうとする先生方のご応募をお待ち申し上げております。

まずは、さいたま赤十字病院呼吸器内科を見学にいらしてください!!
見学してみて、私どもの診療スタンスや、診療レベル、人間関係などをいろいろと探ってみてください。
他の施設に負けない魅力があると自負いたしております。

埼玉県ってどこよ?と思っている方々も多いかもしれませんが、なかなかに良いところですよ。(まあ日本中どこも良いところありますが)。

さいたま赤十字病院呼吸器内科の見学・お問い合わせは
    srcrespiro@gmail.com
までお願いいたします。また、「神経内科」「呼吸器外科」も同様に募集中ですのでよろしくお願いいたします。

2009年9月19日土曜日

コクヨホール

品川のコクヨホールです。
品川の港南はドンドン発展してますね

ブログ読者アンケートあと少し

右側がジェットで大々的?に行っているブログ読者アンケート

今回は「あなたは誰ですか?」というテーマで、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログの読者がどのような方々なのかをアンケートさせていただいております。

現在までのところ、勤務医が35%でTOP。次に研修医レジデント17%、一般市民の皆様15%と続いております。

以外に一般市民の皆様や患者の皆様が少ないように感じております。

内容がやや専門的に偏りすぎている点が、読者層を選んでしまっているのかもしれません。

基本的にさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログは「すべての人」(日本語が読めるヒト)を対象としたブログです。

内容もいろいろなことを書かせていただいております。

これからも、ブログ読者の皆様に訪れていただけるブログであり続けられるように精進してまいります。

ブログ読者アンケート締め切りまであと10日あまりとなりました。

皆様是非投票をお願いいたします。

2009年9月18日金曜日

Dr Document 診療に役立つブログの紹介

さいたま赤十字病院のPGY2研修医の先生が、作成されたブログです!!

iPHONEとiPOD TOUCHで使える、情報満載のブログにしていくとのことです。

さいたま赤十字病院呼吸器内科でもiPHONEやiPOD TOUCHなどのPDAとかいうやつが非常に普及していきそうな雰囲気となっておりますが、なかなかどうやって有効活用するかの「使い方」が分からず困っていたところでした。

優秀な研修医の先生が、いろいろと工夫を凝らして「使える」ブログにしていくように頑張っているようです。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログの読者の皆様もぜひ見て、有効活用してみてください。

”Dr Document"

2009年9月16日水曜日

方針転換!!タミフル・リレンザ積極処方へ

新聞やニュースなど一般メディアや、医療系ニュース・ブログでも話題沸騰の日本感染症学会からでた、
緊急提言「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」
(上記URLで日本感染症学会WEB SITEにつながります)

「新型インフルエンザ診療ガイドライン第一版」
(上記URLで日本感染症学会WEB SITEにつながります)

上記文章は、医療関係者「全て」が必読です!!読んでない方々は大至急上記URL参照して全部くまなくよんでください!!

とは言っても、なかなか忙しかったり、「?」な内容があったりするヒトもいらっしゃるかと思い、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログでも重要な点を、ブログ作者の視点から書かせていただきたいと思います。(日本感染症学会の公式見解ではありませんので、ご注意ください)

非常に荒っぽく言うと、ブログ記事タイトルにもあるように「タミフル・リレンザ積極処方へ!!」ということを明確に提言している点がしびれます。
これまで、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者も、耐性ウイルス問題や薬剤自体在庫量などの心配、これまでのつたない臨床経験から、抗インフルエンザウイルス薬の積極処方にはチョット疑問を感じていました。しかし、本日、日本感染症学会の新型インフルエンザ診療ガイドラインや緊急提言を読ませていただき、「タミフル・リレンザ積極処方」に方針転換させていただこうと思っております。

まず、これまでの「新型インフルエンザウイルス感染症」に対しての、臨床経験や報告などのまとめがされております。これをまたざっくりブログ作者の視点で要約すると、タミフル(リレンザ)を早期に投与されたヒトのほうが、死亡率・予後が良かったみたい!!ということのようです。

もう一つ、このガイドライン作成者の「イイタイコト」が(こちらが最もイイタイコトのように感じましたが)

「全ての医療機関が『新型インフルエンザ』を手分けして診るように!!」
ということではないかと思いました。おそらく多数の大学病院の先生方がこのガイドライン・緊急提言の作成にかかわっているにもかかわらず、自虐的に「大学病院も殿様商売やってないで重症「新型インフルエンザ」患者の診療できるように準備しなさい!!」と言っているようで、本当に日本国民のためのものを作っていただいたんだなあと思いました。

各々の医療機関・医療従事者の「立ち位置」というのは当然かんがえなければいけませんが、各自が日本国民に対して「何ができるのか?」を考えて、自分の可能な範囲で「新型インフルエンザ診療」に立ち向かっていただく必要があるのではないかと思いました。(当然そのための協力を行政サイドや一般市民の皆様にもお願いすることになりますが)

また、これまでの季節性インフルエンザの重症例のように、「細菌性肺炎の合併」で重症呼吸不全にいたるという例よりも「新型インフルエンザウイルスそのものによる『ウイルス性肺炎』によって重篤化する」ことを重要視されております。

「ウイルス性肺炎」。皆様みたことありますか??さいたま赤十字病院でも、1年に1人も患者さんを確定診断することは困難な診療の難しい病態が「ウイルス性肺炎」です。ブログ作者はまだ、自分が主治医として「ウイルス性肺炎」の診療に従事した経験はございません。
なので、今回はもしかしたら初めて「ウイルス性肺炎」の診療に従事することになるかもしれないわけです。
また、人工呼吸器や、ウイルス感染後の細菌感染症に対しての対策も充分に行うよう提言されております。「抗菌剤」のストックは十分しておく。人工呼吸器の確保は大丈夫?などです。

診断の問題にも触れられております。
「インフルエンザ迅速診断キット」は、ちゃんと考えて使えば「使える」検査キットなのです。「特異度」がとても高い検査キットなので、インフルエンザ迅速診断キットで、この時期に「A陽性」の結果がでれば、これは「新型インフルエンザじゃん!!」と考えていいとブログ作者は思っております。(全例にPCR確認検査はできっこありません)。
ただし、「感度」については「イマイチ」なところがあり、50-70%程度のホンモノの新型インフルエンザ患者の方しか「陽性」にならないという点は十分に注意が必要です。
つまりは、インフルエンザみたいな症状があって、インフルエンザ迅速診断キットが「陰性」となっても、「チョットまてよ!!」もしかしたら「偽陰性」かな?と立ち止まって考える「知恵」を持ってください!!
なので、「タミフル」「リレンザ」はこれまでよりも、より多くの患者さんに処方する流れに、このガイドラインでなっていくのではないかとブログ作者は確診いたしております。

また、一見インフルエンザかな?という症状の患者さんでも、「まてよ、他の病気が隠れてないかな?」という「眼」での診療もこういう時期には特に必要かもしれません。事実、「熱」が出る病気はものすごく沢山ありますから。「熱」=『インフルエンザ』というような短絡的な考え方は、やはり良くないです。とはいっても疾患頻度的には「インフルエンザ」がこれから暫くの間、「熱」の出る患者での鑑別疾患の上位に上がってくるのは間違いありません。

治療については、新型インフルエンザ・もしくは疑い例には、積極的に「タミフル」「リレンザ」処方していきましょう!!ということだと思います。ただし、どこかの時点で、振り返って「結果はどうだったかな?」という客観的な視点での見方をすることも必要でしょう。

「接触者の予防投与」も、これまた綺麗に定義されて書かれています。これも、感染の危険性が高ければ積極的に「タミフル」予防投与していきましょう!!ということのようです。

マスクについてはいろいろと「議論」のあるところで、サージカルマスク積極使用を煽っての「マスク不足」もこまります。ブログ作者はガイドラインと同様に「マスクしたほうが良い派」の一人です。(少数波かな?)
また、「気管内挿管」、「気管支鏡」「ネブライザー」などの処置に携わる医療従事者は「N-95マスク」を推奨しているようです(さいたま赤十字病院ではすでにこのとおりの推奨でした)。

また、職員の就業規定についても、いろいろと書かれていますが、ポイントとしては「発症後7日間」もしくは「解熱後48時間」は仕事場に来ないように!!という、従来のインフルエンザでの対応とそれほど変わらないものかと思いました。

ここで、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者としては、一般医療機関での「新型インフルエンザ診療」で一番大事なことは「重症度の評価」ではないかと思い、この点についてだけもう少し書かせていただきたいと思います。

おそらく、多数の患者さんが医療機関に押し寄せてくると、いろいろな検査や機材を使用しての「重症度トリアージ」は困難なのかなあと想像いたしております。
じゃあ「お前はどうするんだ!!」と言われたら、ブログ作者は下記の3項目のみ評価して1項目でも当てはまれば「重症」として、高次医療機関への転送を考慮するべきかと考えます。

①意識障害

②呼吸数・呼吸状態の悪化

③ショック・血圧低下

①については、「眼が開かない」などの明らかな意識障害までいたらなくても、家族などに問診をして「なんとなく普段と違う状態」とかいうレベルでも警戒したほうがよいかと思います。

②「呼吸数」皆様、日常診療で活用されているでしょうか?ブログ作者も、数年前までは全く利用していませんでした。というより利用の仕方がわかりませんでした。でも、呼吸回数は重症度の評価に非常に有効です!!特に特別な道具を必要とせず(しいて言えば秒針のついた時計でしょうか?)、だれでもどこでも評価できるバイタルサインだからです。
呼吸数20回/分以下であれば、まあその時点では呼吸状態良しとしましょう。(その後の経過は見たほうがいいですよ)
呼吸数20-25は要注意。
呼吸数25-30は、チョット入院とか考えようかな?
呼吸数30回/分以上→すぐに入院の必要性や呼吸管理について考慮!!

③ショックについては重症なのは異論が無いかと思いますが、注意点は「普段の血圧からどれくらい下がっているか?」かと思います。収縮期血圧「100」だけでは、ダメです。普段の収縮期血圧が160のヒトが収縮期血圧100まで低下していたらこれは「ショック」の可能性が充分に考えられるからです。

まあいろいろと「新型インフルエンザ診療ガイドライン」「緊急提言」からインスパイア(笑)されたことをつれづれなるままに書かせていただきました。ご参考になりましたら幸です。

なお、情報は常に刻一刻と変わっていくものです。今の段階での「正しいと信じること」を書かせていただいているので、内容がガラっと変わるような新たな情報が舞い込んでくるかもしれません。
最新情報に常に注意していってくださいね。

実際に、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログでは、4月下旬の極早期には、「パンデミックインフルエンザ」という記事を書かせていただき、それへの備えについて書かせていただきました。

その後、「タミフル・リレンザ慎重に」という内容で、タミフル・リレンザの適応を充分に考慮して処方するべきということも書いております。

どれが「正しいのか?」その時々では、その判断がおそらく正しいのです。でも、遠い未来から「今」を見返してみるともしかしたら「それはチョット違うかも」ということがあることでしょう。

でもだれも、「未来の世界から現在をみつめることはできない」こともまた真実です。

しかし、「過去を見つめて現在の対策を練る」ことは可能と考えます。

これから、どんどん増えていく情報に振り回されずに「自分の判断力」を信じて対応していきましょうね。

最後に、さいたま赤十字病院は「新型」インフルエンザ診療では、「重症」患者さんを診療する医療機関の位置づけと考えております。
ですので、お近くの医療機関で「重症」と判定された場合にのみ診療を受け付けさせていただいております。さいたま市周辺の市民の皆様のご理解ご協力の程宜しくお願い申し上げます。


本ブログ記事内容は、転載・コピペなどフリーですのでいくらでも二次利用をぞうぞ(ただし善意でのご利用をお願いいたします。)

2009年9月15日火曜日

正しいことってなあに?

世の中、「勝ち組」or「負け組み」とか「正義」or「悪」のように、いろいろなことを「よい方」と「悪いほう」に2者択一で分けたがる風潮があるように常々思っております。

でも、いろいろなことがホントウにクリアカットに「良い」or「悪い」などと分けられるのでしょうか?

他の業界についてはあまり経験がないため良くわかりませんが、少なくとも医療についてはそんな簡単に「正しいこと」と「間違っていること」を分けることはできないと思っております。

逆に言うと、完全に「間違った医療行為」というのはめったにお目にかかることはありません。

ある病気の患者さんがいて、どのような診療アプローチを行って、どのような治療を行うかは、おそらく医師が100人いれば、細かい区別をすれば100とおりの「正解」があるのではないかと思っております。
おそらく、医療従事者であれば、「納得」していただけるのではないかと思いますが、一般の方々には「正解」が「多数」というのがなかなか理解に苦しむのではないかと思います。

例えば、「咳がでます」というヒトに対して、ある医師は「咳の原因を調べるため、胸部レントゲンを撮りましょう」というかもしれません。またある医師は「取り合えず咳止めの薬で様子をみて改善しなかったらその時に胸部レントゲン撮ることにしましょうか」というかもしれません。

さてどちらの医療行為が正しいでしょうか?

実は、最初の時点では「どちらも正しい」のです。

患者さんの中には、「心配だから胸部レントゲンとか早めに取ってくれるほうが良い」というヒトもいれば、「レントゲンで放射線浴びるのはチョット。。。」というヒトもいるかもしれません。またあるヒトは「私は急いでいるし、今日はオカネがないから咳止めだけほしいなあ。咳がよくならなければその時点で検査しようかな」というヒトもあるかもしれません。
どの希望も、おそらくその場では「正しい」のです。

ただし、時間経過によっては、咳症状がどんどん悪くなって、実は「肺炎」だったとか「結核」だったとか言うこともあるかもしれません。この場合には「レントゲンとっておけばよかった」となります。しかし、多くの「咳」症状の患者さんはいわゆる「カゼ症候群」の方々のため「咳止め」で対象療法という選択枝が正しい場合も十分にありうるわけです。
初診の段階では、そのヒトがこれから「良くなる」状況なのか「悪くなる」状況なのかが良くわからない場合も十分に想定できます。だからどの医療行為を選択しても全て「正しい」といえるのです。

また、医療は対象としている相手が「ヒト」という、ひとつとして「同じ」モノがない存在をターゲットとしている点も考えなければいけません。
同じような状況に見えても、それぞれの患者=ヒトは完全には同じ生物ではありません。似たように見えても、食べるものも違えば、「タバコ」「酒」など嗜好品なども異なっております。双子の兄弟でも完全に同じ人なんている分けないのです。

こういった見方はもしかしたら私が「医療従事者」だからなのかもしれません。
でも、一般の方々やこれから医療従事者を目指す方々に、上記のような考え方をするヒトも世の中にはいるんだなあ程度には知っておいてほしいと思って書かせていただきました。


感染症診療の基本と抗菌剤の使い方

本日2009年9月15日、さいたま市桜区にあるアルフレッサ株式会社の浦和北支店で

感染症診療の基本と抗菌剤の使い方をテーマに、お話させていただきました。

今回の対象は、アルフレッサ、アステラス、大正富山製薬などの製薬会社のスタッフの皆様でした。
お招きいただきまして大変ありがとうございました。

感染症診療の基本的な考え方を、青木眞先生が中心になって、普及活動を戦略的に開始されてから約10年近くになるでしょうか?

おそらく、さいたま市は感染症診療の大御所的存在の「ヒト」や「施設」の無い(少ない)場所かと思っております。

なので、感染症業界に携わる者として、何とか自分たちでよりよい感染症診療の方向へと向かっていくしかないのではないかと思っていました。
なので、ブログ作者でよろしければどこへでも出向いて、「感染症」関連のお話させていただく機会がありましたら可能な限り対応させていただこうと考えております。

「聞いたことがある話」になるかもしれませんし、「有名」な先生や偉い「教授」先生方のように上手なお話はできないかもしれません。でも、試行錯誤して得てきた知識・経験に基づいたお話をすることは可能かと思っております。

またお近くの医療機関であれば、いろいろとご相談に乗らせていただくことも可能かもしれません。

さいたま赤十字病院呼吸器内科スタッフには、いろいろな分野でお話をさせていただけるすばらしい「人材」がそろっております。皆様もしお呼びびいただけましたら喜んでお話させていただきますので、是非お声掛けくださいね。

2009年9月14日月曜日

肉はしっかり焼いて食べる!!

いろいろな「お肉系」の飲食店が、食中毒として病原性大腸菌O-157関連でいろいろといわれております。

まあ、「肉」なのだから、やはり「生」で食べるのは危険です。

ステーキと言っても、よく焼かないで若干「半生」な感じで食べるのがすきな人々がいますが、ブログ作者はよーく焼いた肉以外には食べないようにしております。
そもそも「生」の肉はいろいろと食べるリスクを考えないといけません。

肉料理屋さんなどで、いくら注意しても、残念ながら100%安全な「生肉」を提供することは不可能と思います。この点は、「100%安全な医療行為が存在しない」ことと似ていると思います。

理想の世界(空想の世界)では、「100%安全なお肉です!!」といえるかもしれませんが、なんせ相手は「生もの」です。どこで病原性のある微生物が付着するかわかるわけ無いと考えるのが普通ではないでしょうか?

それではどうするか?

答えは「よく焼く」です。当たり前のようですが、世の中には若干「赤い血」のようなものが滴る「お肉」好き好んで食べられる人々がいらっしゃいます。
食べること自体をどうこう言うことはございませんが、そのような「肉」を食べる「リスク」は自覚して食べていただきたいと思います。

「生」に近い肉を食べることは、病原性大腸菌感染症だけでなく、その他のいろいろな微生物(寄生虫なども含む)の感染のリスクを常にはらんでおります。ただし、相手は微生物ですので、「熱」を加えることにより微生物を死滅させることが可能なものが多いのもまた事実です。
そんな中でのニュースです。

ペッパーO157、出荷前の肉すでに汚染

(YOMIURI ONLINEより。いつも大変お世話になっております)

ステーキチェーン「ペッパーランチ」で病原性大腸菌(オー)157による食中毒が相次いだ問題で、岐阜県は13日、同県大垣市の大垣食肉供給センター協同組合(森田隆志代表理事)が同チェーン用に加工、出荷した「角切りステーキ」(商品名・和牛入りサイコロステーキ)の保存サンプルからO157が検出され、10都府県の患者14人の菌とDNAパターンが一致したと発表した。出荷前の肉がすでに汚染されていたことになる。」「」内引用です

見出しの「ペッパーO-157」というのはなかなかインパクトのある見出しでブログ作者も感心いたしましたが、そんなことはおいといて、問題は「出荷前から汚染」という点かと思います。

おそらく、どの肉が病原性大腸菌に汚染されているかを全て調べているかというとそんなもの不可能かと思っております。

「全部しらみつぶしに調べて、安全なものだけ提供しろ!!」というのは、「入国前に全員新型インフルエンザ調べて、新型インフルエンザ感染者を入国させるな!!」という皆様のすんでいる(と思われる)某国(一部)の方々の4月末から5月上旬にかけてと一緒の考え方ということになります。

もともと「できないこと」を考えるよりも、ここは建設的に「焼いて食べる」ということをさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は強くお勧めいたします。

別に「生肉がキライ」だから言っているのではありませんよ!!念のため。。。


2009年9月12日土曜日

新型インフルエンザワクチンはまだ予約できません

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者の皆様

さいたま赤十字病院ではまだ新型インフルエンザワクチンの予約などは全く受け付けておりません。
最近、いろいろなところからまだ新型インフルエンザワクチンやらないの?と問い合わせが多数ありますが、何しろ何処で誰に接種するかすら確定してない代物です。

一市中病院の呼吸器内科医ごときにはいつ新型インフルエンザワクチン打てるようになるかわかりません。

ブログ作者がさいたま赤十字病院での新型インフルエンザワクチン接種時期や方法がわかりましたらいち早くさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ読者の皆様にお知らせしたいと思います。
しばらく本ブログに注目しておいて下さいね!

都電もなか

皆様も都電もなか見かけたら是非どうぞ

都電もなか

都電もなかと言うのを食べました。

なかなか美味しくいただけました。

ちなみに某原則ブログのようにB級グルメブログを目指しているわけではございません(^v^)

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログは多彩なことを徒然なるままに書いていきますね

2009年9月11日金曜日

ついったーのから来た人へ

ついったーのURLからさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログにいらした方々。

はじめましてさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログです。

色々とブログ作者の意見や呼吸器、感染症、肺癌などの話題や、医療問題、社会問題など多数書かせて頂いております。

右側ガジェットの過去の記事を是非ご参照ください。

キーワード検索機能もありますので是非どうぞ

2009年9月9日水曜日

Twitterのガジェット追加いたしました!!

いま、インターネット業界ではやりの”Twitter”

なんだかよくわからないのですが、流行のようです。

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログは”google blogger”で作成しているため、いろいろなインターネットの最新技術?を盛り込むことが可能です。(ただし説明などはほとんど「英語」なので、簡単な英語力は無いと厳しいのですが。。。)

注目ガジェットに、数ヶ月前から”twitter"というのがありました。

まあ、いろいろなところで紹介されているのでご存知の皆様も多いかもしれませんが、
インスタントメッセンジャーの最新進化版といったところでしょうか?

ブログ作者がまだ学生の頃は、”ICQ”というインスタントメッセンジャーを愛用いたしておりました。

テキストしか入力できませんでしたが、その当時のインターネット環境で、非常にすばやくTEXTのやり取りが多人数でできたため、非常に重宝いたしました。世界中の人々とインターネットを介してやり取りできるのはその当時スゴイ時代になったものだなあと思っておりました。
おそらく本ブログ読者の皆様は”ICQ"なんていうのは聞いたことがないかもしれませんが。

今はブロードバンドが当たり前の時代のため、テキスト以外のやり取りをしても、ゼンゼンネットワークに対する負荷がかからない時代となりました。(重い動画はまだまだ大変かもしれませんが)

twitterでブログ作者もいろいろと「つぶやく」ことをしてみようかと思いますが、さてどうやってつかっていくものかいろいろと試してみようかと思っております。

右側ガジェットの中間くらいにブログ作者の”twitter”の「つぶやき」を自動的にfollowしてくれるガジェットを埋め込みました。
さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者のようにいろいろと新しいものが大好きな人にとっては
"google blogger”はとてもいい環境を提供してくれていると思います。

2009年9月8日火曜日

呼吸器「外科」レジデント(後期研修医)募集中!!

さいたま赤十字病院呼吸器外科の先生方より、レジデント(後期研修医)募集のお知らせがあったので、本ブログでもご案内させていただきます。

さいたま赤十字病院呼吸器グループは、皆で協力して診療にあたっております(どこの医療機関も同様かもしれませんが)

呼吸器内科医単独で診療するのは、なかなか難しい症例が多く、呼吸器外科、病理医と週一回定期的に相談会(カッコよくいうといわゆる「カンファレンス」)。を開催して、皆でどういう方向で診療していったらよいかを議論しております。
時には、ヒートアップして、議論(バトル?)することもありますが、議論が終われば後腐れなく仲良く過ごしております。

老若男女さまざまな医師が自由闊達に意見を言える雰囲気。
これが、「さいたま赤十字病院呼吸器診療グループ」の最大の特徴であり、かつ最大の「メリット」であると考えております。

そんな、さいたま赤十字病院呼吸器内科スタッフも日頃大変お世話になっている「呼吸器外科」で、レジデント(後期研修医)を募集中です。

さいたま赤十字病院呼吸器外科の詳細は下記WEB SITEをご参照ください。
(上記URLでさいたま赤十字病院呼吸器外科のWEB SITEにつながります)

これで、本ブログでご案内させていただいている「レジデント(後期研修医)募集案内」は3診療科となりました!!

引き続き、「呼吸器内科」「神経内科」でもレジデント募集中ですので、皆様是非見学にいらしていろいろとお話を聞いてみてください。実際にさいたま赤十字病院各診療科を見ていただき、他の医療機関と比べてみてください。

お問い合わせは下記メールまでお願いいたします。
srcrespiro@gmail.com

必ずどこの診療科をご希望かの記入をお願いいたします。
各診療科のスタッフにそのまま転送させていただきます。

今度、呼吸器外科の先生方2人の写真を本ブログに載せようと思っております。
ご期待ください!?

外来化学療法室

さいたま赤十字病院呼吸器内科では、肺癌の外来抗がん剤治療を積極的に行っております。

写真は、外来化学療法室のスタッフと、勉強されている看護学生の皆様です。

肺癌治療は、医師以外のスタッフの皆様の貢献無くして続けるのは困難かと思います。

チーム医療が色々と言われておりますが、肺癌領域はそれが上手く行っている分野かと思っております。

2009年9月7日月曜日

第18回IDATENインタラクティブケースカンファレンス

IDATENってなによ?ってお思いの方々。

まずは、IDATENの公式WEB SITEをご覧ください。

"IDATEN:Infectious Diseases Association For Teaching And Education In Nippon"

とのことです。まあ、日本の臨床感染症業界を明るく発展させていこうというブログ作者も勉強させていただいている団体です。いつも大変お世話になっております。

この”IDATEN”の皆様が定期的に開催されている会が、
2009年9月19日土曜日に品川のコクヨホールで開催されるようです。

臨床感染症の勉強をしようとしても、なかなか各施設・病院にその道の「プロ」がいるわけではありません。なので、勉強しようと思っても、なかなか一人では難しいと考えている方々も多いかと思います。
ブログ作者は、医師人生の約10年間で、ある程度感染症の勉強を独学で行ってきましたが、独学のために、チョットその道の「プロ」からすると、考え方などがずれているかもしれないと常に考えております。

そんなときに、感染症のプロに考え方を参考にする機会がこのような勉強会になるのではないかと思っております。

さいたま赤十字病院の研修医・レジデントの方々の中には、ブログ作者よりも多くIDATENのケースカンファレンスに参加されている人もいます。皆様勉強熱心ですね。

ところで、以前は「米国式ケースカンファレンス」だったように思いますが、いつから「インタラクティブカンファレンス」と名前が変わったのでしょうか?別に本質的な問題ではありませんが、インタラクティブっていうと、さいたま感染症勉強会みたいに、ケータイゴングとか使って積極参加するような方式に変更していく予定なのでしょうか

「インタラクティブ」
    • (1)相互に作用するさま。

  • 双方向性をもった、「カンファレンス」ということなのでしょうかね?
    「米国式」という呼び方よりもわかりやすい気もしますが、まあ本質は変わっていないようですので、呼び方はそれほど気にしないでいきましょうか?

2009年9月6日日曜日

あなたは誰ですか?アンケートこれまでの結果は?

1週間前より、はじまった「あなたは誰ですか?」アンケート。

まだまだ右側ガジェットで投票受付中です。とりあえず、これまでの投票結果の報告です。

一般市民
5 (18%)
患者
3 (11%)
患者家族
0 (0%)
看護師
0 (0%)
薬剤師
0 (0%)
技師
0 (0%)
医療事務
0 (0%)
勤務医
9 (33%)
開業医
0 (0%)
研修医・レジデント
6 (22%)
上記以外の方々
4 (14%)

投票を変更する
現在までの投票数: 27
投票終了までの日数: 24

約1週間で、27人の皆様から投票いただきました。
これまでのところ一番多いのは、「勤務医」の方々です。その次は「研修医・レジデント」。
医療関係ではない方々は、「一般市民」「患者」合計8人という結果です。

「上記以外の方々」の中には「学生」の皆様が含まれているのかな?と想像しております。
選択枝に「学生」も作ればよかったのですが、ありませんので、「学生」の皆様は「上記以外の方々」を申し訳ありませんが選択してください。

あと24日間も投票期間設けておりますが、回答がとても簡単な問題かと思いますので、1日あたりの投票数が余りなくなった時点で投票受付を早めに終了するかもしれません。
皆様、アンケート投票をなるべく早めにお願いいたします。