まあ、「肉」なのだから、やはり「生」で食べるのは危険です。
ステーキと言っても、よく焼かないで若干「半生」な感じで食べるのがすきな人々がいますが、ブログ作者はよーく焼いた肉以外には食べないようにしております。
そもそも「生」の肉はいろいろと食べるリスクを考えないといけません。
肉料理屋さんなどで、いくら注意しても、残念ながら100%安全な「生肉」を提供することは不可能と思います。この点は、「100%安全な医療行為が存在しない」ことと似ていると思います。
理想の世界(空想の世界)では、「100%安全なお肉です!!」といえるかもしれませんが、なんせ相手は「生もの」です。どこで病原性のある微生物が付着するかわかるわけ無いと考えるのが普通ではないでしょうか?
それではどうするか?
答えは「よく焼く」です。当たり前のようですが、世の中には若干「赤い血」のようなものが滴る「お肉」好き好んで食べられる人々がいらっしゃいます。
食べること自体をどうこう言うことはございませんが、そのような「肉」を食べる「リスク」は自覚して食べていただきたいと思います。
「生」に近い肉を食べることは、病原性大腸菌感染症だけでなく、その他のいろいろな微生物(寄生虫なども含む)の感染のリスクを常にはらんでおります。ただし、相手は微生物ですので、「熱」を加えることにより微生物を死滅させることが可能なものが多いのもまた事実です。
そんな中でのニュースです。
ペッパーO157、出荷前の肉すでに汚染
(YOMIURI ONLINEより。いつも大変お世話になっております)
「ステーキチェーン「ペッパーランチ」で病原性大腸菌
見出しの「ペッパーO-157」というのはなかなかインパクトのある見出しでブログ作者も感心いたしましたが、そんなことはおいといて、問題は「出荷前から汚染」という点かと思います。
おそらく、どの肉が病原性大腸菌に汚染されているかを全て調べているかというとそんなもの不可能かと思っております。
「全部しらみつぶしに調べて、安全なものだけ提供しろ!!」というのは、「入国前に全員新型インフルエンザ調べて、新型インフルエンザ感染者を入国させるな!!」という皆様のすんでいる(と思われる)某国(一部)の方々の4月末から5月上旬にかけてと一緒の考え方ということになります。
もともと「できないこと」を考えるよりも、ここは建設的に「焼いて食べる」ということをさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は強くお勧めいたします。
別に「生肉がキライ」だから言っているのではありませんよ!!念のため。。。
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