2009年2月23日月曜日

気管支内視鏡検査

皆様は一生のうちに1度以上胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)や大腸カメラ(下部消化管内視鏡検査)を受ける人が多いかと思います。
呼吸器内科では「気管支内視鏡」という検査があります。
気管支内視鏡は全身麻酔下で使用する「硬性気管支鏡」と、のどの麻酔でできる「軟性気管支鏡」があります。さいたま赤十字病院呼吸器内科では「軟性気管支鏡」を使用して様々な肺の病気を診断して治療に結び付けております。
「胃カメラ」と気管支鏡の違いは、胃カメラでは胃の内部の病変をカメラで直接見て、組織をとり検査ができるのに対して、気管支鏡は胸部レントゲンやCTで影がある部分を透視というX線撮影装置を使用しておおよその病変部分を考えて、カメラを病変の近くまでもっていき、そこから組織をつまむ道具を使って組織をとります。また生理食塩水を注入して、病原体の検索や癌細胞の検査などを行ったりします。
気管支鏡検査は患者様に少々苦痛を伴う検査ですが、肺の病気を診断するためには必要な検査ですのでご理解ご協力をお願いいたします。

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