11月30日に青木真先生の「レジデントのための感染症診療マニュアル第2版」を書店で買いました。
第1版も充実した内容でしたが、第2版は1400ページ以上の膨大な情報量を盛り込んだスゴイ感染症の教科書となっておりました。
もはやいわゆる「マニュアル」本の領域を超えており、日本語の感染症診療の本としては内容も情報量も群を抜いた存在ではないかと思います。
早速読み始めておりますが、スゴイボリュームなためいつ読み終わるかわからないです。。。
さいたま赤十字病院呼吸器内科のブログです. 呼吸器疾患のことや,医療問題・社会問題など様々な内容のブログにしていきます.リンクフリーです。TOPページへは、下の方にある「ホーム」をクリックしてください!
2007年12月1日土曜日
2007年7月1日日曜日
呼吸器内科レジデント募集
さいたま赤十字病院呼吸器内科では来年度から一緒に勉強していただけるレジデントの先生を募集いたしております.当院呼吸器内科スタッフは5人で,常時50人程度の入院患者様の診療を行っております.3次救急医療機関であり,救急疾患の症例も豊富で,救急医学科医師と協力して診療にあたっております.また,がん拠点病院としては,呼吸器外科,病理部と協力し肺癌,縦隔腫瘍など呼吸器腫瘍疾患の診療も重点をおいて行っております.また,肺真菌症,抗酸菌感染症などの呼吸器感染症についても豊富な症例で勉強することができます.是非,一流の呼吸器内科医をめざして一緒に勉強していきましょう.
さいたま赤十字病院スタッフ構成
呼吸器内科部長 1人
呼吸器内科副部長 2人
呼吸器内科スタッフ 2人
日本呼吸器学会認定呼吸器内科専門医・指導医 3人
日本呼吸器内視鏡学会認定呼吸器内視鏡専門医・指導医 3人
日本内科学会認定内科専門医・指導医 2人
日本内科学会認定内科医 2人
日本感染症学会認定感染症専門医・指導医 2人
上記資格はいずれも当院での研修で取得可能です.
病院見学などはメールでお問い合わせください.
連絡メール:srcrespiro@gmail.com
さいたま赤十字病院スタッフ構成
呼吸器内科部長 1人
呼吸器内科副部長 2人
呼吸器内科スタッフ 2人
日本呼吸器学会認定呼吸器内科専門医・指導医 3人
日本呼吸器内視鏡学会認定呼吸器内視鏡専門医・指導医 3人
日本内科学会認定内科専門医・指導医 2人
日本内科学会認定内科医 2人
日本感染症学会認定感染症専門医・指導医 2人
上記資格はいずれも当院での研修で取得可能です.
病院見学などはメールでお問い合わせください.
連絡メール:srcrespiro@gmail.com
さいたま赤十字病院呼吸器内科
毎年,年度当初は新人の方が多数職場にいらして活気はあるもののなかなか大変な時期ですね.
特に新しく医師や看護師となられた人はやる気に満ち溢れていてとても頼もしいです.
仕事をはじめるとどのような職場・職種の方でも同様かと思いますが,だんだんなれが生じてきて当初の志がすこしづづ減少してしまう気がします.5年後,10年後も当初の目標を忘れずに研鑚できるようになりたいものですね.
特に新しく医師や看護師となられた人はやる気に満ち溢れていてとても頼もしいです.
仕事をはじめるとどのような職場・職種の方でも同様かと思いますが,だんだんなれが生じてきて当初の志がすこしづづ減少してしまう気がします.5年後,10年後も当初の目標を忘れずに研鑚できるようになりたいものですね.
2007年3月9日金曜日
チェストカンファレンス
さいたま赤十字病院呼吸器内科では月に一回、日本医科大学放射線科助教授佐藤雅史先生をお招きして呼吸器画像を中心としたカンファレンスを行っております。
2007年3月28日水曜日午後7時より開催いたします。ご希望の先生はご連絡いただけましたらいつでも参加可能です。ぜひご参加ください。(軽食もおだしいたします)
2007年3月28日水曜日午後7時より開催いたします。ご希望の先生はご連絡いただけましたらいつでも参加可能です。ぜひご参加ください。(軽食もおだしいたします)
2007年1月20日土曜日
特発性間質性肺炎
呼吸器疾患にはさまざまな「治らない病気」がありますが,特発性間質性肺炎(肺線維症)もそのひとつと思います.まず「特発性」とは簡単にいうと「原因不明」ということです.「間質性肺炎」には原因のある程度特定できるもの,たとえば「薬剤性」間質性肺炎や「膠原病」に伴う間質性肺炎などと,今回のタイトルにある原因が特定できない「特発性間質性肺炎」があります.
原因が特定できた場合は原因に対する治療を行います.たとえば原因が膠原病であれば膠原病にたいする治療を行いますし,原因が薬剤であればその薬剤を中止したりします.
特発性に限らず間質性肺炎は初期には症状がはっきりしないことが多いです.このため,検診の胸部レントゲン所見で間質性陰影を指摘されて精密検査のために呼吸器内科を受診される患者さまが多いです.また進行すると,痰を伴わない咳や,歩行時などの呼吸苦などの症状が出現します.
特発性間質性肺炎は原因がはっきりしていませんが,免疫抑制剤や副腎皮質ホルモン剤(いわゆるステロイド剤)などが効果がある場合がありますが,残念ながら完全に治るというのはなかな難しいです.それどころか,ある一定の割合で急激に病状が悪化し,あらゆる治療を施しても残念ながら一週間~10日程度でなくなってしまうこともあります.また一部の薬剤は間質性肺炎を悪化させる可能性があることがわかっています.間質性肺炎を指摘されたことがある人は薬剤を使用する場合には必ず医師または薬剤師に「間質性肺炎を指摘されています」と言ってから薬剤を処方してもらってください.
原因が特定できた場合は原因に対する治療を行います.たとえば原因が膠原病であれば膠原病にたいする治療を行いますし,原因が薬剤であればその薬剤を中止したりします.
特発性に限らず間質性肺炎は初期には症状がはっきりしないことが多いです.このため,検診の胸部レントゲン所見で間質性陰影を指摘されて精密検査のために呼吸器内科を受診される患者さまが多いです.また進行すると,痰を伴わない咳や,歩行時などの呼吸苦などの症状が出現します.
特発性間質性肺炎は原因がはっきりしていませんが,免疫抑制剤や副腎皮質ホルモン剤(いわゆるステロイド剤)などが効果がある場合がありますが,残念ながら完全に治るというのはなかな難しいです.それどころか,ある一定の割合で急激に病状が悪化し,あらゆる治療を施しても残念ながら一週間~10日程度でなくなってしまうこともあります.また一部の薬剤は間質性肺炎を悪化させる可能性があることがわかっています.間質性肺炎を指摘されたことがある人は薬剤を使用する場合には必ず医師または薬剤師に「間質性肺炎を指摘されています」と言ってから薬剤を処方してもらってください.
2007年1月9日火曜日
本年もよろしくお願いいたします
本年もよろしくお願いいたします。
2007年もさいたま赤十字病院呼吸器内科は忙しい年明けとなりました。
真冬のこの時期は、市中肺炎の患者様が多数来院し、入院患者様が一気に増加します。
また、さいたま市の検診も最終期を向かえ、肺癌(疑いも含む)の精査加療目的の入院患者様も増えております。また脳卒中や心筋梗塞などの呼吸器以外の患者様も真冬の時期が一番多くいらっしゃるため病院の救急外来はどこもいっぱいの患者様であふれていることと思います。
忙しい時期でも普段と変わらない診療レベルを維持するためにどうしても診療までの待ち時間が増えてしまう傾向にあります。しかし、忙しいからといって診療の”質”を低下させるわけには行かないため待ち時間に関しましては患者様にはご理解いただきたいと思います。一度さいたま赤十字病院呼吸器内科受診歴がある場合、一年以内であれば電話で予約を取ることができます。少しでも待ち時間を減少するため是非予約診療をご活用ください。もちろん急な病状の変化の際は予約は関係なく、なるべく早めに受診されるようにお願いいたします。
2007年もさいたま赤十字病院呼吸器内科は忙しい年明けとなりました。
真冬のこの時期は、市中肺炎の患者様が多数来院し、入院患者様が一気に増加します。
また、さいたま市の検診も最終期を向かえ、肺癌(疑いも含む)の精査加療目的の入院患者様も増えております。また脳卒中や心筋梗塞などの呼吸器以外の患者様も真冬の時期が一番多くいらっしゃるため病院の救急外来はどこもいっぱいの患者様であふれていることと思います。
忙しい時期でも普段と変わらない診療レベルを維持するためにどうしても診療までの待ち時間が増えてしまう傾向にあります。しかし、忙しいからといって診療の”質”を低下させるわけには行かないため待ち時間に関しましては患者様にはご理解いただきたいと思います。一度さいたま赤十字病院呼吸器内科受診歴がある場合、一年以内であれば電話で予約を取ることができます。少しでも待ち時間を減少するため是非予約診療をご活用ください。もちろん急な病状の変化の際は予約は関係なく、なるべく早めに受診されるようにお願いいたします。
2006年12月16日土曜日
ノロウイルス
最近日本中を騒がせている病気「感染性胃腸炎」の原因であるノロウイルス感染症が大流行しております.さいたま赤十字病院も例外ではなく外来患者様や当院スタッフの中にも多数のノロウイルスによると思われる感染性胃腸炎の症状が出ている人がいます.さいたま赤十字病院呼吸器内科医も4人中2人が感染性胃腸炎でお仕事お休みいたしました(実に感染率50%).実際に感染性胃腸炎になった感想を述べますと,まず全身のだるさが生じ,その後に激しい頭痛,頭重感が生じたと思ったら水様の下痢便が大量に発生しました.また腹部全体に移動する鈍痛や嘔気などがありました.
安静と補液(点滴んもことです)で軽快しましたが,かなり辛かったです.
ところでノロウイルス感染症の診断はどのように行なうのでしょうか?ノロウイルスは文字どうり「ウイルス」による感染症ですから,検体を一般細菌培養検査に出しても検出されません.そのため検体(たとえば便や吐物)をノロウイルスの遺伝子(RNA)を検出する検査を検査専門の会社に提出して検査を行います.しかしこの検査はまだだれでもできる検査ではありません.健康保険が適応されないため「自費」での検査になってしまいます.また検査会社に検体を提出して数日立たないと結果がわかりません.結果が返ってきた頃にはもう治っていることが多いです.
ここまで日本中で問題となっている「ノロウイルス」感染症ですから検査の健康保険適応など行政側の迅速な対応が必要かもしれません.
安静と補液(点滴んもことです)で軽快しましたが,かなり辛かったです.
ところでノロウイルス感染症の診断はどのように行なうのでしょうか?ノロウイルスは文字どうり「ウイルス」による感染症ですから,検体を一般細菌培養検査に出しても検出されません.そのため検体(たとえば便や吐物)をノロウイルスの遺伝子(RNA)を検出する検査を検査専門の会社に提出して検査を行います.しかしこの検査はまだだれでもできる検査ではありません.健康保険が適応されないため「自費」での検査になってしまいます.また検査会社に検体を提出して数日立たないと結果がわかりません.結果が返ってきた頃にはもう治っていることが多いです.
ここまで日本中で問題となっている「ノロウイルス」感染症ですから検査の健康保険適応など行政側の迅速な対応が必要かもしれません.
2006年12月9日土曜日
治らない病気①
呼吸器内科にかかる患者様には、非常にいいにくいことですが「治らない病気」の患者様が非常に多くいらっしゃいます。「治らない病気」の代表として「気管支喘息」が挙げられます。気管支喘息はアレルギー体質などが元となるアレルギー疾患であり、気管支喘息がまったく治ってしまうということは考えにくいです。これは別にずーっと病院に通わなくてはいけないとか薬をずーっと使用しなくてはいけないということではありません。小児期に気管支喘息で通院されていた方が大人になって全く病院に通わなくてすんでいる人など病状が落ち着いている人は多くいらっしゃいます。しかし病状が長期にわたって落ち着いているからといって治っているわけではありません!!眠っている気管支喘息はいつ悪さをするかわかりません。常に気管支喘息を自分は持っているという自覚が大事です。長期間にわたり病状が落ち着いていても必ず病院受診時や薬局で薬を買うときなど気管支喘息があることを医療従事者に伝えましょう。今苦しくなくても、例えば「痛み止め」や「湿布」などの使用を機に喘息症状が悪化するいわゆる「アスピリン喘息」や、呼吸器の病気以外で受診して「造影剤」を使用する場合などに眠っていた気管支喘息が突然暴れだし呼吸困難に陥るといったことがあります。以前に気管支喘息を指摘されたことがある患者様は必ず申し出てください。
2006年11月25日土曜日
狂犬病
最近フィリピンからの帰国者で立て続けに狂犬病の患者が2人発生し,亡くなったというショッキングなニュースがありました.狂犬病は狂犬病に感染している動物との接触により感染するため,ヒトからヒトへの感染はないとのことです.しかし,今全世界的にヒトやもの,動物などの交流が盛んであり,植物,動物,昆虫など以前なら日本に存在しなかった生物が多数日本に住み着いています.また近年,世界的に温暖化の影響で気温の上昇が続いています.こうなるとこれまで日本での発生はなく海外からの輸入感染症のみであったマラリアやデング熱などの感染症も日本国内での感染事例なども出てくるかもしれません.地球温暖化が人類の健康を脅かす時代がすぐそこまで迫っている感じがしました.
2006年11月14日火曜日
肺炎球菌ワクチン
インフルエンザがそろそろ流行を迎える季節になりましたが、この時期に是非接種しておきたいワクチンとして肺炎球菌ワクチンがあります。インフルエンザワクチンは毎年接種ですが、肺炎球菌ワクチンは日本では一生に一回というしばりがあるため注意が必要です。肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)は文字どうり肺炎球菌による感染症を予防するためのワクチンです。肺炎球菌は市中肺炎の原因菌として常に第一位の座を占める非常に重要な細菌です。またひとたび肺炎を起こすと、病状によっては敗血症、急性呼吸不全となり残念ながら抗菌剤や集中治療を行っても助からない方がいらっしゃいます。当院でも毎年肺炎球菌肺炎で患者様が亡くなる例が後をたちません。また肺炎球菌肺炎はインフルエンザ罹患後に発症する場合がありこの場合は特に注意が必要です。このためさいたま赤十字病院呼吸器内科では慢性呼吸器疾患の患者様や高齢患者様にインフルエンザワクチンだけではなく肺炎球菌ワクチンの接種も推奨させていただいております。ただしほとんどの患者様は肺炎球菌ワクチン接種は保険診療ができないため自費での接種となります。この点はご注意ください。肺炎球菌ワクチンをご希望の方は、さいたま赤十字病院呼吸器内科にご相談ください。
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