2009年4月13日月曜日

長引く咳は要注意!!

最近,芸能人の方が「肺結核」と分かって入院治療されているというニュースがありました.
さいたま赤十字病院も以前は「結核病棟」がありました.(が今はありません)
肺結核は,患者さんの咳や痰のなかに含まれる「結核菌」の飛沫核が空気中に飛んで,それを吸い込むことにより感染する病気です.このため,知らない間に結核菌を吸い込んでいる可能性は多くの人にあります.結核菌を肺に吸い込んでも皆が肺結核になるわけではありませんが,十分に注意する必要はあります.
1年に1回は胸部レントゲンを撮る!!これは肺癌の検診目的だけではなく,無症状でも否定できない肺結核を見逃さないためにも是非必要な検査です.

また「2週間」以上長引く咳症状は要注意です!!
肺結核もそうですが,肺癌や他の肺疾患や心疾患などでも長引く咳症状が出ることがあります.

長引く咳症状のある方は是非,お近くの医療機関で胸部レントゲンなどの検査を行ってください.
「肺結核」が疑われた際には,「結核病棟」をもつ専門の医療機関に御相談ください.
(さいたま赤十字病院では「結核病棟」がないため肺結核の診療は行っておりません.ご了承ください)

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