「第4回与野・浦和地区喘息・呼吸器疾患懇話会」で公演をさせていただくという貴重な経験をさせていただきました。
クローズドの勉強会でしたので、ブログ読者の方々にはアナウンスできませんでしたことをご了承ください。
準備していただきました幹事の先生方、スタッフの皆様、大変ありがとうございました。
テーマは「外来での肺炎診療の基本原則」ということでお話させていただきました。
普段「病院」という空間で肺炎診療をしていると、安易に「採血」「レントゲン」「CT」などの検査を行い、検査に頼っている自分がいることをあまり認識せずにどんどんと患者様を「検査漬け」にしてしまっていることがあります。
とくに救急外来という限られた「場所」「時間」「人的資源」の場所では「検査」をより多くやってしまっていることが多い気がしております。
もちろん必要な検査は当然行うべきですし、それを躊躇するのもどうかとは思います。
ただ、ろくに診察もしないで「先に採血とレントゲン撮って見ようかな?」というような姿勢での診療は厳に慎むべきではないかと思います。
今回は開業されている実地医家の先生方、研修医の先生方もいらっしゃる勉強会でしたので、なるべく「検査抜き」でどこまで肺炎診療を行っていけるのかを自分なりのテーマとしてお話させていただきました。
「市中肺炎」という極めて、COMMONな疾患であるからこそ、問診と身体所見でどこまで迫れるのか?というのは勉強していて非常に楽しくスライド作成できました。
頻度が多く遭遇する疾患であると自分なりの診療姿勢が早期に確立してしまい、決まりきった方法での診療になってしまいやすいかと思います。
各領域で、よく遭遇する病態・疾患についてももう一度見直してみると見えてくる面白い・興味深い事柄もいろいろとあるのではないでしょうか?
ブログ読者の皆様にも機会がございましたら是非、お話させていただきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿