最近ブログ製作者が、読んだ医学書のなかで最もインパクトの強かった本のご紹介です。
私はこれまで自分の診療姿勢が「検査至上主義」的なものであったことをこの本で思い知らされました。初期研修の段階でこのような、丁寧な「問診」「病歴」「身体所見」などからのアプローチを勉強する機会が多くの医師に必要なのだと思いますが、実際の現場はどうでしょうか?
本ブログ作者は残念ながら、「検査至上主義」が染み付いてしまった状態です。
「地引網診療」(byDr.青木)とはよく言ったもので、ろくに患者様を診察もしないで、とりあえず多数の検査を行って、その結果から異常所見を拾い上げて診断するという姿勢は、common diseaseについてはある程度成り立つのですが、一旦「迷宮入り」してしまうともうどうにもなりません。
本ブログの読者の皆様で私のような診療姿勢の人がいましたら、是非この「Dr.ウイリスベットサイド診断」を手にとって読んでみてください。
白黒の文字ばっかりの本で、お世辞にも取り掛かりやすい本とはいえないような感じですが、翻訳された先生方の工夫があり、初学者でも非常にわかりやすい記載となっています。
例えば、各種キーワードの解説が各ページの下段に記載されています。(知らない言葉の多さに、私の不勉強さを痛感することになりましたが)
下記に本書の解説HPリンクを張っておきます。是非ご一読ください。
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