新型インフル:ワクチン接種原則1回 高校生以下除き
「接種回数が1回となる対象は、健康成人▽妊婦▽基礎疾患を有する者▽65歳以上--の4区分。このうち、妊婦は実施中の治験を踏まえ見直すことがあるとしている。 2回は基礎的な免疫がない13歳未満。また、中学生と高校生は治験結果が出る12月まで当面2回とし、基礎疾患のために免疫力が低下している患者は医師の判断で2回接種も差し支えないとした。」
「」内上記WEB SITEからの引用です。
新型インフルエンザワクチンを接種したい!!という多くの日本国民の皆様がいるのに、「いや2回接種しなければダメ!」となると、接種可能な方々が減少してしまうため、どうしたものか?と内心思っておりましたが、これで多くの皆様が新型インフルエンザワクチン接種をうけていただける土台が出来上がってまいりました。
1回接種でも、これだけ「新型インフルエンザ」が蔓延していれば「ブースター効果」で、おそらく十分な免疫力が得られるのではないか?とさいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は考えております。
「ブースター効果」とは?
http://ja.wikipedia.org/wiki/ブースター効果
(上記URLでウィキペディアにつながります)
要は、ワクチン接種により一度免疫担当細胞が新型インフルエンザウイルスに対する免疫力を獲得してその後に同じ新型インフルエンザウイルスに感染を来たすと、1回目より2回目、2回目より3回目・・・とどんどん新型インフルエンザウイルスに対する免疫力が高まっていくことが推定されます。
なので、一度でも新型インフルエンザワクチンで、免疫担当細胞が新型インフルエンザに対する免疫を獲得する状況を体内で作っておけば、その後に新型インフルエンザに何回も感染することにより「ブースター効果」が働き、より強い免疫力を獲得することが可能であると思われます。
これだけ流行している感染症ですので、ブースターがかかる機会は相当あるのではないかと推定されますから、やはり1回接種で、多数の方々がワクチン接種を受けられるシステムのほうがよいとブログ作者も思っております。
あとは、もし確保した新型インフルエンザワクチンが余るような状況であれば、是非「国際貢献」として、ワクチンの不足している国々の皆様に提供していただけるようならとても良いことだとおもいます。
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