2009年11月13日金曜日

アメリカの新型インフルエンザ惨状

日本国内でも、毎日、毎日新型インフルエンザ騒動で、「頭」や「心」を痛めている皆様が多いかと思いますが、医療先進国(といわれている)アメリカではどのような状況なのでしょうか?

新型インフル、米の死者3900人 当局者「前例ない」
NIKKE NETより
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091113AT2M1300Q13112009.html

「米保健当局の疾病対策センター(CDC)は12日、新型インフルエンザの米国内での死者数が10月17日までの約半年間で3900人に達したとの推計を発表した。感染者数は全米で約2200万人、入院患者数は9万8000人にのぼるとしている。CDCのシュカット医師は記者会見で「前例なき(感染)状況だ」と警告した。 
 推計死者数3900人の内訳は、0~17歳が540人、18~64歳が2920人、65歳以上が440人。オバマ大統領は10月24日、新型インフルの流行を深刻な自然災害などに準じる国家非常事態に指定すると宣言。米政府は国民に早期のワクチンの接種を呼び掛け、対策にあたっている。」「」内上記WEB記事です。

なかなか、大変な状況が生じていることが推定されるアメリカ。

推計死亡者数を見ると、

0-17歳:540人
18-64歳:2920人
65歳以上:440人

との推計です。やはり、乳幼児や小児のみの対策では、新型インフルエンザの死亡者数の増加を食い止めることは困難なことがアメリカの事例からも想定されます。

各年代に合った新型インフルエンザ対策を、行っていく必要がありますね。
(というか、すでに各地域で、可能な限りの対策が行われているので、

「もっとがんばれ!!」

といわれても、「もうがんばれません。。。」と言われてしまいそうですが。

上記アメリカの状況は、日本よりも流行開始が早い時期であったことも頭においておく必要があります。

日本では流行が幸い少し遅れて発生したため、相対的に新型インフルエンザのワクチンの恩恵にあずかれる方々の割合が多くなりました。

また、世界中の国々からの報告に基づいた「抗インフルエンザ薬」の使用方法の最適化などなど、多数の皆様の努力により、現在の日本での新型インフルエンザワクチン対策の成果が上がっているのではないかと思っております。

前からしつこく記載しておりますが、いずれはほとんどの日本人が免疫力を獲得する「インフルエンザ」になることが確実です。それまでの辛抱ですので、なんとか乗り切っていきたいものです。

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