以前は、非小細胞肺癌は手術療法が困難ですと、もう「どうしようもない」状況でした。
現在は「組織型」や「遺伝子変異」などの検索により、かなり「個別治療」の道が開けてきたため、手術不能非小細胞肺癌は治癒は困難でもなんとか延命が可能になってきたのかなあと思っております。
そんな中で、新しい「肺癌治療ワクチン」の開発の話題です。
【メルクセローノ】アービタックスが好発進‐第二弾として肺癌ワクチン投入へ
薬事日報WEB SITEより
(上記URLで薬事日報WEB SITEへつながります)
「スティミュバックスは、癌抗原のMUC1を標的にしたBLP25リポソームワクチン。現在、非小細胞肺癌患者を対象に、スティミュバックスの国際共同第III相試験「START」が進められている。国内では第II相試験を実施中で、海外第III相試験データをブリッジングし、国内承認申請を行う予定にしている。」
「」内上記WEB SITEからの引用です。
新しい、非小細胞肺癌治療薬「スティミュバックス」。癌抗原MUC1を標的にしたBLP25リポソームワクチンとの記載があります。実際に、どのような治療戦略になるのか?まだまだブログ作者の元にはそれほど情報がありませんので、慎重に様子を見ていきたいと思います。
もし、「スティミュバックス」についての詳細な情報をお持ちの方々(製薬会社のMRの方や治験に携わっている先生方など?)で、WEB上で公開させていただいてもかまわない形での情報提供がいただけましたら是非メール等ください。
さいたま赤十字病院呼吸器内科の主要な診療項目のひとつは「肺癌」を含む呼吸器悪性腫瘍です。
手術が困難な「肺癌」患者さん方の治療方法をこれからもいろいろと、考えて行きたいと思っております。
残念ながら「小細胞肺癌」の治療成績は、ここ数年あまり変化がないように思います。
「小細胞肺癌」の治療方法も劇的な進化が有るといいのですが、何か情報お持ちの皆様いらっしゃいましたらお願いいたします。
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