各政党の選挙公約・マニフェストにも、「医師増やします」の公約ばっかりです。
以前より、「医師不足問題」に独自の持論を展開しております、さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は「もうこれ以上医師増やしてもしょうがない!!」と思っております。
それこそ、「医師のワーキングプア」とか、「医師の低レベル化」とかすでにおきているような気がしてなりません。
ブログ作者が大学受験をしていたころは、大学受験者数がこれまでで「過去最高」の年でした。それ以降年々減少していっているようですので、しばらくの間はあれほどの難関の受験は無いかと思われます。
皆様少し考えればわかることですが、「受験者数減少」しているのに、医学部定員増加したら、どのようなレベルの人が医師になると思いますか?
受験勉強だけが「アタマのよさ」の指標には当然なりませんが、医師という職業は「ハート」だけではなれません。まずは「アタマのよさ」がある程度あってはじめて、医師の土台が形成できます。
当然それだけではいけませんし、もちろん「ヤル気」や「ハート」も必要でしょう。
でも「アタマのよさ」がないと、医師にはゼッタイになるべきではありません。
医師には多くの「記憶すべき事柄」が求められますし、多くの人々との適切なコミュニケーション能力、科学的な視点での病態の観察・理解などかなり知的に高度な能力が必要です。
いくら「性格の良い」、「やる気のある」医師でも、「アタマが悪い」ために「誤診」ばかりしていては、おそらくだれもかかりたくはないでしょう。
こんなご時勢ですから、「アタマが悪い」お医者さんはおそらく「訴訟のヤマ」ですぐに医師として成り立たなくなることでしょう。
もうすでに「歯科医師」の世界では、上記のようなことの前兆現象が生じております。
私立歯大のうち6割で定員割れ…読売新聞社調査
(YOMIURI ONLINEより)
「全国17の私立歯科大・歯学部のうち6割強の11校で、今春の入学者が定員割れを起こしていることが、読売新聞社の調査でわかった。 中には定員の4割以上にあたる35~43人の欠員が出た大学が3校あった。受験者総数も4973人と、前年より約2800人減少した。大幅な定員割れで質的に一定レベルの入学者を確保できないおそれもある。「歯科医療の崩壊につながりかねない」として日本私立歯科大学協会も危機感を強め、対策等の検討を始める。」
上記文章にもありますが、「歯科医師」という、口腔内の健康を保つのに大切な職業を目指す人々が「一定レベルの入学者を確保できないおそれもある」という非常事態です。
医師・医学部業界でも、むやみやたらに「入学定員増加」しても、歯科医師・歯学部業界で現在生じている問題が、数年後に起こってくるのではないかと推定いたしております。
そこで、本当に医師不足なのか?をアンケートを採らせていただきたく、左側がジェットに
「ホントに医師不足ですか?!」という新アンケートを作成いたしました。
皆様、ふるってアンケート回答お願いいたします。
また、「医師不足」問題にご意見がありましたら、「コメント欄」にご記入ください。
皆様のアンケートへの御参加を心からお待ち申し上げております。
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