「呼吸器内科レジデント」(後期研修医)の先生方を募集中です。
昨日は、都内の傍巨大病院で研修されている先生が、さいたま赤十字病院呼吸器内科にお忙しい中見学にいらしてくださいました。大変ありがとうございました。
さいたま赤十字病院呼吸器内科は、いわゆる「有名」、「1流」の研修病院ではありません。
ですが、有名病院に負けない「無名」・「3流」病院かと思っております。
一番自慢できるのは、「3流」だからこそ、自由な雰囲気があることかと思います。
エライ先生ばかりだと、おそらくそういった医師の意見が偉大すぎて、ブログ作者のような底辺医師は相手にされないかと思います。
相手にされないというより、「意見」を全く言える雰囲気ではないかもしれません。
また、スタッフが7人しかいないため、いろいろな経験を皆が多数することができます。
ブログ作者も、学会発表などいろいろと自由に行わせていただいております。
ただし、欠点も当然あります。
多数の医師がいろいろな分野で、細分化して「プロフェッショナル」となることはマンパワー的にも難しいかもしれません。
でも、各個人がそれぞれ自分の得意分野を伸ばして、尚且つ、最低限呼吸器内科医として他科や開業の先生方からのコンサルテーションに対応できるように能力を高めることで、自然と全体のレベルアップとなっていっているような気がしております。
確かに、有名・一流病院で研修されて、その道のプロとなった先生方にはスバラシイ先生が多いのかと思います。ただ、有名病院は同期の研修医も多数いたはずで、いつの間にか自然淘汰されて、残っていた先生が「勝ち組」医師として、名を馳せているのではないでしょうか?
(ブログ作者は、実際には有名病院で働いたことがないのであくまでも推定ですけど...)
どのような環境でも自分で「勉強する」という強い「意志」があれば、何とかなるものです。
昨日見学にいらした先生からこのような質問をされました。
「先生は『どこ』で、『誰』に教えていただいたのですか?」
ブログ作者は、これまでいろいろな分野の先生方のお話を聞かせていただいてきましたが、「感染症」の分野については特に、「どこ」でも勉強してないし、特別な「師匠」のような先生について勉強したことも全くありません。
ほとんど「独学」で勉強してまいりました。別に、さまざまな医学書があり、インターネット環境すら整っているいる現在、どこの病院で働こうが、指導医に恵まれなかろうが「勉強できる」のです。
基本的に「内科」という分野は、「勉強したもの勝ち」の世界です。
決して「年功序列」の世界ではございません。
いくら年齢が行っていても、経験年数が豊富でも「できない医師はできない」のが「内科」です。
逆に、1年目だろうが2年目だろうが、オソロシク勉強した医師は「偉大な医師」になれるのが「内科」という業界です。特に感染症や呼吸器内科なんかはそれほど手技的な難しさはないのかと思っております。
(一部、気管支鏡や胸腔鏡など手技もありますが、それほどウエイトは高くありませn)
現にさいたま赤十字病院呼吸器内科では、ブログ作者よりも呼吸器内科経験年数が、少ない若手医師が、短期間に見違えるほど成長され、ブログ作者はとっくに知識・能力で追い抜かれているなあという気がいつもいたしております。
まあ、ブログ作者も、負け続けているわけには行かないので、いろいろと新たな方面の知識・能力をみにつけようとしておりますが。。。
まあ、臨床医は「医師人生を終了するまで勉強」と痛感いたしております。
もし、これから医師を目指そうと思っているヒトで、「ちょっと勉強はニガテ」というヒトがいたら、臨床医になることはお勧めいたしません。
「自分で勉強する」気概のある先生方の見学を、さいたま赤十字病院呼吸器内科ではお待ちいたしております。
まだ、病院のHPでは正式にレジデント募集は告知されておりませんが、10月ごろには選考面接など行われる予定ですので、なるべく早めに時間を作って見学していただけますと幸です。
さいたま赤十字病院呼吸器内科見学希望のメールあて先
srcrespiro@gmail.com
0 件のコメント:
コメントを投稿