2009年8月22日土曜日

分子ばかり見て分母を見ない国 日本 by Dr.森澤

森澤先生に、第3回さいたま感染症勉強会の講演終了後の質問時間にホンノ少し、新型インフルエンザについてお話いただきました。

その中での名言です。

新型インフルエンザウイルス感染症で残念ながら亡くなられた方々の御冥福をお祈り申しあげます。

ただ、亡くなられた方々の背後には膨大な数の新型インフルエンザの患者さんがいたことにも眼を向けて下さいというメッセージかと思いました。
新型でも季節性と言われる物でもインフルエンザの患者さんが、何万人にもふえれば、ある一定確率では間違いなく亡くなられる方々が残念ながらでるのは避けられません。日本では亡くなられた方々にのみ非常に焦点があてられて居ますが、今後各地で大流行が生じた時の対策はしっかり出来ているでしょうか?インフルエンザ迅速診断キットの感度の問題、タミフルやリレンザの適正使用の問題は皆様大丈夫でしょうか?

まだまだ手に入らないワクチンのことばかり考えないで、現実に今出来る事を自分のアタマでじっくり考えてみましょうね。

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