日本感染症教育研究会の、皆様がまとめられた市中感染症の実践的なテキストが出版されました。
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さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者のインプレッションでは、本書は感染症診療について、少しは勉強された先生方を対象に、市中感染症診療のおさらい的に勉強する本かと思っております。
一番最初に、青木眞先生の「感染症診療の原則」ミニマムエッセンス版が、記載されております。ただ、かなり「要約」された記載事項なため、これまでに、若手医師セミナーなどで「感染症診療の原則」を聴講されている人でないと、チョット?なところがあるかもしれません。
また、その後、症例ベースの重要項目の記載の仕方も限られた紙面の中で、とてもよくまとまっております。
もう少し、基礎的な感染症のテキストを読んだあとだと、本書の内用の理解がとても進むかと思います。
いろいろなところで、感染症の勉強をすでにはじめられたヒトで、さらに症例ベースで勉強するためには、とても勉強しやすい内容と思いますし、なにより、著者の皆様が、現在の日本の臨床感染症分野の新進気鋭の先生方ばかりですので、安心感を持って読み勧められます。
読者の視点に立つと、「文字」がそれほど小さくなく、また、約200ページ程度と、一気に「通読」できる程度分量であることが助かります。
どのようなテキストでも、やはり「全部読みきった!!」という満足感は、いつも何者にも帰られないものではないかと思っております。(エラソウなことかいてますが、購入したほとんどの教科書は通読できないブログ作者ですが。。。)
値段も手ごろに3500円(+税)と抑えられております。皆様是非、読んでみてください。
あえて「市中感染症」を本書に冠しているところを見ると、近日中に院内感染関連でもテキストを出版されるのではないかと期待いたしております。
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