2009年10月7日水曜日

パンデミックインフルエンザなんでしょうか?

いろいろなところで、さまざまな意見・議論のなされている「新型インフルエンザ」騒動。

はたして今回の新型インフルエンザは「パンデミック」なのでしょうか?

さいたま赤十字病院呼吸器内科ブログ作者は、当初「パンデミックか?」と思いましたが、なんともここら辺の判断は難しいようです。

事実、日本感染症学会の新型インフルエンザガイドラインでも今回の新型インフルエンザを「豚」インフルエンザとか、「新型」インフルエンザという表現を用いており、『パンデミックインフルエンザ』という明確な表現はされていなかったように思います(間違っていましたらご指摘をお願いいたします)

そんななかで、マスコミの皆様のご認識は「パンデミック」ということなのでしょうか?

パンデミックに挑む:岩本愛吉さん=日本感染症学会理事長

 ◇専門家の議論を通じ迅速、的確に対策提言--岩本愛吉さん(59)


(毎日jpより。いつも大変おせわになっております)

ここでは、文章のタイトルに「パンデミック」という言葉が使われております。
文章の中身で今回の「新型インフルエンザ」=「パンデミックインフルエンザ」という表記はないので、今後発生するであろう「パンデミックインフルエンザ」に立ち向かう方々のご紹介とも取れる感じですが、一般の方々が見ると「今回の新型インフルエンザはパンデミックだったんだ」とも受け取れる内容かと思います。

別に「パンデミック」かどうか、はおそらく「未来」の方々が振り返って、お決めになることかも知れませんから、「今」なにを言ってもしょうがないのかもしれません。
「不確定な要素」が多すぎますので。

また、私たちも「不確定要素」がとても大きいことを再認識して「新型インフルエンザ」(いつまで「新型」を使うのか知りませんが)に対処していくことが大切です。

各都道府県の担当者や、医師会などから「こういわれたからこうする」とか「その件については何も聞いていない」とかいう姿勢や態度では、この「不確定要素」満載の疾患には対処できないでしょう。

各医療従事者個人の「アタマ」をフルに使用して、自分のチカラで考えて対処していくしかないとブログ作者は考えます。そのための情報提供は是非活発に行っていただきたいですが。

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